フキコシ・ソロ・アクト・ライブ『(タイトル未定)』〜このライブのタイトルはタイトル未定です〜 @ 本多劇場
ネタバレしなきゃ書けないのでたたみます。
といいつつ本日のタイトルは「とん汁」でした。本編始まる前のトークで数名のお客さんに「タイトルを決めたいと思います」って好きな食べ物聞いていって、ぴんときたのが「とん汁」。ホントにラストの字幕に「とん汁」出すし、帰り際に見たこの公演のポスター全ての「タイトル未定」と書いてあったところに「とん汁」って上から貼ってたりして、芸が細かいったら!だいすき!
今回はオープニング映像が、鏡に書いた文字が、鏡の上では読み取りにくいのに、スクリーンに映し出されるとぱっきり映ってたり、吹ちゃん*1が手に持ったボードの影を投影してると思いきや、そのボードを他の位置に持っていってもスクリーンに影が残りっぱなしだったりして。あれどうなってるの。毎回毎回映像と絡めたパフォーマンスが面白い。「モーション・ピクチャー」のときの、スクリーンに映し出された足の影をおっかけてくパフォーマンス大好きだったんですが、DVDには収められてないんですよね〜。たのみますー、映像化担当の方!
毎回毎回ある暗転してる間に状況変わっちゃってるパフォーマンスと、映画のタイトルをどうのこうのするの大好き!今回も面白かったぁ〜。
会場は、私が観たこれまでの公演会場*2の中で一番よかったんじゃないのかにゃー。単に私が本多劇場好きってのもあるかもですけど。見やすかった。パイプ席までぎっしりでした。
以下、内容メモ。箇条書きのみです。
これからの方はぜっっっっっったい見ちゃダメ!
- 無対象の世界(パントマイムと違います)
- 状態を説明する問題
「テーブルの上に横向きに倒れてる靴」
「上下組み合わさって置かれてるパイプ椅子」
「仏壇の前に仏壇の中にあるべきものが並べられています」
- 動きを装飾するお店
- 映画のタイトル一文字抜いても通じます
- 白鳥の湖で整理整頓
- 登場人物40人くらい
- 暗転切り替えパフォーマンスは、帽子や靴やペットボトルが装着されたりなくなったりつかめなかったり。
それにしても私の斜め前最前列で観てるカップルが、「映画のタイトル」のところでずっと「こうするんじゃない?」「や、こうじゃない?」ってパフォーマンスの間中、予想を二人でしゃべりまくって、結果が分かると「そうきたか〜」とかしゃべっちゃってて。後ろの私にも聞こえるくらいだからご本人の耳にもとどくんじゃないの?てボリュームでさぁ。なんだ、キミタチはずいぶんと広いお茶の間をお持ちですのね〜ぇ〜?となりましたよ。いやもうなんつか「いっぺんしんでこい」と思いましたよ、これがまた勘弁してくださいってなビジュアルなんだ、と発言して自分の品位を下げる結果になっても構わねぇ、やれやれしてても構わねえ(The ピーズ)。こうなんていうんでしょう、どうしてちょっとお笑いとかコントの、笑いたいお客さんが多いだろう公演に行くと毎回こういう輩にでくわすのかと。最近ラのつく人たちの公演を映像で観ていて感じ入るところがあったりしたんですがそれはまた今度別エントリで。
ああ、ぐちで〆るのがもったいないくらい公演自体は楽しかったのですよ。ソロアクトは毎回観たい*3。