sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

fujirock festival 2009

ko-moto2009-07-25
朝7時半に家を出て(おともだちのおうちで車乗り換えたりとかのいろいろはあれど)、会場ゲートをくぐったのが15時半。8時間!そりゃ入場時に既にくったりしていたはずです。運転していないのに。
駐車場からのシャトルバスでなかなか待たされたんですが、その間に眺めた他の人たちがやたら軽装でびびりました。サンダルとかコンバースとかでウエストポーチのみだったり。こっちは椅子とカッパとポンチョとタオルでパンパンのリュックに長靴、という重装備でしたもので。でも会場に着いたら前日の雨でぬかるみがひどかったので、長靴にしておいて正解でした。
駆けつけおビールでうふうふしながら、入口で出迎えてくれたキヨたんうさぎ前でのんきに記念撮影。うぇーい。


入場時点で筋少はあきらめ。長年放置していたTwitterを稼働させ、fujirok_orgをフォローしておいたのですが、これが正解でした。「10分前に"熱いライブが展開されてます!"なわけだから今から行っても聴けて1曲だな」とか判断できました。なのでご飯エリア。ドラゴンドラにはもう乗れないことがわかったり、フジテレビNEXTの中継で「高木ブー」でヌンチャク振り回すオーケンと、後ろで相変わらずのソンシファッションなエディと、満員らしき会場の様子をみたりしました。手には豚串。ハンケチかみしめイメージで食べました。


フジロックには初めて来てみたんですが、とにかく人が多くて*1、その割にエコに関すること以外は不親切ねー、という印象。慣れてる方が多いし、リストバンド引き換え時に地図がもらえるからいいかもしれないけど、行先案内板が皆無で、方向音痴の初心者が歩き回るにはややハードル高かったです。リストバンド引き換えてからどちらが入場ゲートなのかわかんないんだもん。人の流れについて行ってみたらキャンプサイトの入口に行ってしまって、係りの人に聞いたりしました。ステージもメイン以外は「なんかやってるけどここどこだ」ってとこが多々。よくよく見るとちゃんと名前が掲げられてはいるんですけど。その会場にいながら名称がわかってない。AVALONとか苗場食道とかCRYSTALPALACEとか。まあ、それも含めて会場内を歩いてみてちょっとずつ把握してみるのも楽しかったですけどね。

  • JET

アイポッドの曲しか知らないヨ、そんでアイポッドの曲すきよ、と眺めてました。うかつに足を踏み入れたぬかるみの予想外のひどさにびびりつつ。なんとなく聞いてみたのが楽しいのはいい。

  • MELVINS

ベンちゃんまでとりあえず会場を散歩してみようよね、とショップやトイレの場所など把握しつつ歩き、グリーンに引き返すボードウォークの上から聴きました。始まる前に「知らん」「でも名前だけ聞いて好きな気ぃする」とか言っていたら、予想外の轟音がひびいたので「気ぃする」ってホントいいかげん!とか思った。川沿いのボードウォークはさわやかでいきなり休んでいきたくなる。

しょうが焼きを食らっているうちに始まってしまい、口をもぐもぐさせながら初めてポンチョを着込みました。雨降った。
初めて観るベンちゃんは思ってたよりロックロックしていました。っておともだちに行ったら「もともとロックだよ!」て言われた。あれ、少なくとも1枚CDちゃんと聴いたつもりだったんだけどな。やや平熱気味に「ほえー、かっちょいいねぇ」と思って聴いてましたが、大ファンのお友達によると、今日のライブはいまいちだったそうです。最新アルバムでバンドっぽい構成になった(?)とかなんとかで、最新アルバムの曲ばかりだったそうで*2
最後まで聴いて(というか去ろうと歩きだしてグリーンステージの端にきたところで終わった)やっぱりザゼンチラ聴きするためにホワイトへ。キヨたんのためにちょっとだけ聴いて戻ってきます!

  • ZAZEN

ホワイトへの道を急いでいるときのBGMがhonnojiでした。ズットズットズットなんて盛り上がりながら歩いてたら、たどりつく直前に終わった。観たかった。
ホワイトみっちり。ステージ上にモニタがあるのね、みやすいね。ものすごライブと関係ないけど、いままで向井さんを見るたびに「思い出している人がいる……」ともぞもぞしていたんですが、本日ようやく判明して*3短い時間の中でものすごいスッキリ感を得ました。そのあとWeekendとかダルマ(じゃない)とか2,3曲聴いてグリーンへ戻りました。昇り龍聴きたかったけど、そりゃやるとしても最後の方にやるだろからしょうがない。

  • キヨたんオケ

どうやらほんとうにキヨたんだけいなくなっちゃったらしいよ。


トータスの「Baby何もかも」にぐっときた。
あと、UAが左肩を出すセクシーな赤いドレスだったわけですが、そのあと出てきたチャボが赤い首元ゆるいTシャツをおめしで、「いいことばかりはありゃしない」を歌ってる途中で、ゆるい首元のせいで左肩をはだけちゃっていて、図らずもペアルック!とか言って笑いました。やっぱりダダ泣きだったので、笑わせてもらって、しかもチャボに笑わせてもらってよかった。


あたりまえだけど、あまりにもこれまでのライブとおんなじ演奏・演出だったものだから、キヨたんがいないってことがえらいこと際立ってよくわかりました。もういないんだなー。

  • funky METERS

キヨたん後のグリーン周りの大混雑っぷりはすさまじかった。何とか人ごみを抜けてホワイト経由でヘブンに向かう。途中でホワイトのPublic Enemyリハ聴いてたらあがってきて、このまましばらく聴いて行こうかと思うも、まったく同じ時間のスタートのMeters、Cissy Strutを聴き逃しちゃならんとリハのみで去りました。リハ時から「turn it up!」とか叫んでくれているので心の中で「bring the noise!」を叫んだりした。つかこのときもうちょっとこっちでステイしていればよかったことに後から気付きました。せめてチャックDのお姿を眺めとけばよかったなー。

すたすた歩いてたどり着いたヘブンは、朝霧のムーンぽかった。ステージの広さは1.5倍だけど、その他の客席エリアやお店の感じが*4そっくりでした。つか、朝霧がまねっこしてるんだよね。

たどりついたときには「I WANT TO TAKE YOU HIGHER」をやってたり。うふー、ハモンドがぐるんぐるん回っておる!Metersは念願なのです。大学の卒業旅行でニューオリンズに行った時に、本場House Of Bluesでライブやってたのに観れなかった悔しい思い出があって。4人で繰り出す音数少なめながらもかなり骨太な音をしばし楽しみました。が、いかんせん一日の疲れが出るころ。椅子に座ってぐったりしつつ、「Africa」や「Love the one you're with」など知ってる曲にあがりつつ。トリということもあって長いライブで、ちょっくらお隣のオレンジコートにBooker Tのぞきにいっている間に、今回のフジロックにはこの曲を聴きに来たんだよ!てなCissy Strutをやられてしまいました。オレンジに漏れてくる音で気づき、ヘブンに戻る道の途中で曲が終了しました。
たぶんアンコール直前の曲まで聴いていて、そこでオレンジに移動してしまったらしい。あー……。
もうやだ。
どうにもMetersには縁がないらしいよ。

  • booker T.

Meters途中にチラ観。予想通りではあるけれど、この時間にはかなり体力消耗してしまい、さらに乳母車*5に轢かれたのに一切謝ってもらえなかったりしてげんなりしていたので、フォーをくらいながら遠目で眺めていました。Cissy Strut事件で意気消沈して最後まで聴かずに退散。

Booker T.はやってるけど、他のステージは終わっている時間でした。ほぼ会場内を横断してバス乗り場へ向かうかたち。ホワイトに向かう道で「行きと違う道通ってきちゃった?」て一瞬あわてるほど、無人のエリアは見た目が変わっちゃってました。

*1:どうしても朝霧と比べてしまう

*2:あってるかな?

*3:有名人ではなく単なる仕事仲間でした。

*4:ティピで営業しているお店とかアクセサリーや洋服を売っていたのです

*5:ぬかるみの中では無謀じゃ?と思うけど結構いたよね