sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

ふじだなサミット / ヨーロッパ企画 @ ロフトプラスワン

またしてもplayカテゴリなのか、そしてまたしてもヨーロッパ企画なのか、なイベント。浮浪者たちが公園のふじだなの下につどって自分のものを自慢する(?)というコンセプトで、まあ、ヨーロッパ企画周辺の方々がもっているレアなもの、お宝もの、などなどのネタを持ち寄って見せてくれるイベント。
いやーー、ぐだぐだでした。雰囲気もネタもなんだかちょっぴりづつ突き抜けていけないというグダグダ感と、それを見つめるお客さんやヨーロッパ企画の方々のぬる〜い視線を楽しむイベントだったような。しょっぱなから出されたネタがコロコロコミック連発だったあたりで分かっていただけるかと。
案件、たくさんあったんですがあんまり覚えてないな〜。とりあえずゲストのプラモミリオンセラーズの鈴木さんのおたくさに驚きました。びっくりするよな古いどうでもいいよな(失礼)グッズがわんさか出てくるんですものね。それから上田さんはひょうひょうとしてて、素でなんかやってるときのほうが面白いのね。今日はファミコンのネタをみせるときに、ごく自然にファミコンカセットの裏を「ふっ」と吹いてから入れる仕草に笑いました。そしてずっとOxala!に出たときにスネオさんに言われてた「申し訳ないけど上田さん、もてないな」というコメントを思い出していました(失礼)。

案件名が面白かったんだけどさすがに覚えられはしませんでした。やった案件の内容を思い出せるだけメモしてみました(ほとんど覚えてないかも)。もちろんネタそのものを書いてるのでネタバレしまくりなのでたたみます。行ってない人には全く分からないと思うから、というのもあります。

それにしても最近ヨーロッパ企画漬けですね。あまり観れなかったのがくやまれるヨーロッパスタジオ祭りに始まり。今日で一息かな?と思いきや代田’N PLANETSもあるんでした。そうでした。

読者の投稿した発明アイディアをドラえもんが紹介するマンガの中にあったちょっと的外れの○○さんの投稿。これを観て鈴木さんが感じていたデジャヴが、数年前に鈴木さんの家の棚から出てきた古いふるぅぅぅぅーいお菓子の箱に書いてあった、というもの。鈴木さんしょっぱなのネタだったんだけど、そのおたく気質を存分にアピール。

  • ○○先生がxxちゃんに冷たい。

小学X年生に連載されていた少女マンガ。連載時には広告が掲載されている欄にコミックスでは、登場人物のプロフィールが趣味特技などまでからめて詳しく説明されているのに、ある登場人物のところだけ不自然にすかすか。「(なんとか)110番」ってマンガだったな。

  • 出てくる人が全員微妙な表情の番組:

NHK教育テレビの歴代セレクションDVDより、ある日の「できるかな」を。できるかな、だけでやたら懐かしい気分に。

  • やたらとあてがう○○

マンガネタ。主人公が小さい頃に「誰でもいい」といって主人公を誘拐した○○という人が誘拐するときに家の表札を持っていく。その後、主人公をボクサーにしたてあげる。大人になった主人公が生家を訪ねながらも母親らしき人に不審者扱いされているのを影で見ていた○○はなぜか例の表札を生家の表札にあてがって「……違う!」と愕然とする(家の持ち主が変わっていたのですね)。数日後、再度生家を訪ねた主人公の横にたった○○は主人公に表札を投げ渡すのでした。
なぜ表札。

画面上で登場人物が向こうの方に歩いていくにしたがって、人物が徐々に小さくなっていくのが普通だけど、このソフトではその小さくなりようがえらく急激。確かに雑でした。笑った。

たしかに卑屈でした。なんかクレヨンしんちゃんが下ネタでほほ染めながらひひひ、と走っているような。
初期画面で表示される会社名などはすべてひらがなで表示されているのに、キテレツのセリフ「○○ナリ」の「ナリ」だけカタカナであることにやたらと言及する上田さんと鈴木さんが熱かった。……好きなのねぇ。

さすがお菓子屋さん、ロッテとコネのある親を持つ上田さんの持つビックリマンシールっぽいけどビックリマンシールではないシールのコレクション。フルタ製菓のシールが多くて「これフルタ」「これもフルタ」と連呼する上田さん。知りません、フルタ製菓セコイヤチョコレートの会社だそうです)。

  • 石田さん:

目的のわからないキーホルダー。のび太のキーホルダーでした。ネタとしての弱さをしきりに気にしながらも「ここ(ステージ上)に出てくるとビールが呑めるんでしょ?でしょ?」とビールをオーダーしてました。

  • 酒井さん:

ミニ4駆。案件というよりも自分のもってるミニ4駆自慢といった風情でした。そしてそれをみんなに指摘されてこきおろされていました。どうしてこの方は「ヨーロッパ企画の男前って誰?」といわれると表にたたされるのに、それ以外のところではみんなにいじり落とされまくっているのでしょう。不思議です。そしてそれが痛快です。

  • 松田さん:

ヨーロッパ企画の松田です」と言ってましたがそうなんでしたっけ?ゲスト扱いだけど毎回でている方、と思っていました。認識間違っていたのかな。「みんなのうた」のDVDから、歌詞の内容と、流れるアニメの子供たちの表情が全然違う、というもの。「みんなのうた」のDVDなんて出てるのね。松田さんが持っていたのは大貫妙子の「メトロポリタン美術館」がトップに入っているもののようでした。その前に「みんなのうた、の代表曲ってあるの?」という話題になっていまして、「メトロポリタン美術館じゃね?」と思っていたところだったのでおやおや、と思いました。みんなのうた、はたまにすごいセレクションですよね。数年前に偶然つけたら「し:みとはなのすけ、きょく:なかたに○○」と出ていて「……ブースカ?」と驚いたりしてました。ブースカの本名は忘れました。

  • 山脇さん:

このネタ、すごく笑ったわ〜。映画「細雪」のラスト。巨匠にかぎってそんなうかつなことあるはずないからきっと狙っているんだとは思うけどさぁ、なラストの美しいカットに意味なく横切るへーちゃんの映像。へーちゃん!その前の女優さんたちの恐ろしいほどの美しさに突如意味なく現れる無表情のへーちゃんに爆笑しましたよ。
もう一本。名前は忘れましたがやっぱり映画ネタ。スターダムにのしあがった女性の「成功」を象徴するショーの内容が奇妙なの。やたらオリエンタルなTiki-Tikiのようなショー。それが成功の象徴。