sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

読了

ハル、ハル、ハル

ハル、ハル、ハル

古川さんのご本はなぜかいつも読みきる前に期限がせまって返してしまう(図書館ユーザ)、という現象を久々やぶって読了できました。
「これあれね、前に途中まで読んだ目黒川近辺のヤツね」と読み始めて、いつまで経っても目黒川が出てこない……、てやってしまった。目黒川なのは「LOVE」でしたね。まちがえたまちがえた。装丁の雰囲気も似ているからかな。え、似てない?

以前に読了したのは「gift」で、この短編集からは村上春樹が香っていた覚えがありまして。他の作品もつまみ読みしたので分かっちゃいましたが、かなりリズミカルな文章なんですねー。読む前にご本人が朗読する姿を観ておいてよかったかも。あのお姿*1と声を脳裏に浮かべながら読んでしまいました。あと舞城氏の「好き好き大好き超愛してる」もちらりと思い出しました。リズミカルなせいと思われます。この本を読んだときは「岡村ちゃんみたいだ」と思ったけれど。そして今回の読書中に岡村ちゃんはうかばなかったけれど。

そのリズム感が楽しかったので既にもう一冊借りてきました。たんじゅん。

*1:やー、そのときあった対談も含めてすっかりそのステキっぷりにやられたわけです