sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

読了

東京ゲスト・ハウス

東京ゲスト・ハウス

また角田さん。日本にいながら異国にいるような感覚をおぼえる描写があって、何度も噛み締めながら読んでいる「三月の5日間」とかぶりました。私自身は旅は好きですが、日本に帰ってきても生活として旅をひきずってしまっている人をみるのはあまり好きではないというわがままな性質をもっていますので、ちょっと登場人物に対しての好感度が低かったです。でも国内で浮遊している、という点では共通しているはずの「三月の5日間」にどうしてこれまでもぐっときているのか、これを消化したい。あと何回読むのか……、といつのまにか読了本の話からそれているのでした。
そろそろ「疲れないミステリー」が読みたい。