sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

今年観た映画

21本。

音楽がらみの映画が多かったナー。

誰かを熱心におっかけるファンである/あったことがある人ならば、この映画の「ファン冥利につきる」っぷりがよくわかるのではないでしょうか。今年ほかに観た音楽関連映画の中でも、この映画は俳優さんによる伝記映画でもミュージカルでもライブ映像集でもなく、熱狂的なファンが行方不明になっているミュージシャンを探して探しまくる映画でした。ドキュメンタリー映画としてちょっぴり稚拙に見えるまとめ方もぐっとくるポイントでした。あと随所に挟まれるスライのライブ映像ね!かっこいいんだ、大画面で観られてよかった。
あと映画とはぜんぜん関係ないけど、映画館出るときに「岡村さん」というワードが聞こえたのでつい振り向いたら、松江監督と岡村ちゃんのライブでおなじみ佐藤純朗さんだったのもこの映画にまつわるよい思い出。

  • バードマン

音楽映画ではないのだけど、なり続けるドラムがすーごく心地よかった映画。
『セッション』の直後に観たので、続き物のような気がしてしまったりして。
わたしがニューヨークを訪れた時はまだ観劇の習慣がなくって、タイムズスクエアの景色の一部としてしかブロードウェイを知らないのですが、それでも劇場の裏側をのぞけたような気がしたのは楽しかった。
それから「映画畑の人のやる舞台」、ね。立場を逆にして「舞台畑の人が作る映画」と置き換えるとおわかりかと思いますが、退屈そうで。みんなあの劇評家と握手しながら観てたでしょう?そのせいでラストの展開がご都合主義に見えてしまうところもあったのだけど、その退屈さがもたらす閉塞感が訴えてくるものが大きくて、ああこの退屈はこの映画において効果的であったし必要だったんだなと思いました。

ミュージカルを映画館で観てこんなに高揚することができるのか!てそれに一番びっくりしていたかもしれません。映画のリトルダンサーの内容はほとんど忘れてしまっていて、でもまあ普通に面白かった映画よね、くらいの認識で観たらぶっとばされてしまいました。
来年、日本人キャストで舞台やるらしいですね。どうなるんだろな。

  • マッドマックス〜怒りのデス・ロード

好きだったけど1度しか観ていないわたくしなぞが何も言えることなど……!てなってしまうくらい熱狂っぷりがすごかったですよねー。その熱狂こみで面白かったです。

02/21 忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー The FILM ?♯1入門編?
02/28 ビリー・エリオット ミュージカルライブ / リトルダンサー
03/01 はじまりのうた
03/14 博士と彼女のセオリー
03/14 シェフ〜三ツ星フードトラック始めました
03/14 味園ユニバース
03/17 フォックスキャッチャー
04/24 ジヌよさらば
04/30 ゲキシネ阿修羅城の瞳2003」
05/01 インヒアレント・ヴァイス
05/01 セッション
05/01 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
06/12 スライ・ストーン
06/19 ジェームス・ブラウン〜最高の魂を持つ男
07/18 マッドマックス〜怒りのデス・ロード
08/08 ヒックとドラゴン2 @ 上野公園噴水前広場
09/21 キングスマン
12/09 恋人たち
12/19 恐怖分子
12/19 友だちのパパが好き
12/26 ストレイト・アウタ・コンプトン

今年は観た映画どれもこれも面白かったのですが、1個だけ思い出してもなんだか腹立たしい映画があります。『セッション』。映画そのものの評価ではなくて私が好みではなかったってだけなんですが、この映画がある程度評価されてしまったことで、ドラムというテーマで私が観たかったような映画はこれから長いこと出てこなくなっちゃったんだろうなと思うとくやしいです。