sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

完全避難マニュアル 東京版 / Port B @代々木、高田馬場、田端、目黒

なんと!Twitterでおともだちが避難しまくっていることが判明したので、こういう体験型作品に初めて連れ立って参加する運びとなったのでした!うれしい!

本日も、これから避難される方はぜったいにこの下は読まないでくださいね。

  • 代々木

http://hinan-manual.com/hinanjyo/yoyogi/
待ち合わせ場所から間違える体たらく。代々木と聞いて思い浮かべるのは西口、避難所への出発は東口からでした。改札出たところで避難所への案内を見て気付き、駅員さんに聞いて東口に出たら、おともだちも西口方面から現れ「駅員さんに聞いた」という。5分以内に2人に東口への出方を聞かれた駅員さんであったことです。

代々木は地図ではなくて言葉による案内。目の前のサンクスはみつけたものの、しょっぱなからどっちに歩き出せばいいか迷うふたり。もーーーーんのすごく細かく書いてあって、既に目に入っている建物のことを書いてあるとは気付かなかった。その後は順調に……行くとみせかけて、途中から案内に乗っているランドマークが見つけられなくなってあたふた。なんか、そこもう新宿タカシマヤだよね、明らかにそっちにコインパーキングとかないよね!と来た道を戻り、いやでもそっちにしか行きようなくない?てもう一度さっきの道に戻り、いやでもやっぱり……を繰り返し。ここ、アクセス難易度1(最も易しい)だってのに。どうにかそれらしき道を見つけるも、「空に浮かぶ時計を見る」の記述を見るも時計などなくって道の真ん中で上を見上げてくるんくるんと数回回った後に、高いビルに時計を発見したのでした。もう、方向音痴って。

たどりついたところは古本カフェ?本棚に囲まれたテーブルに座ってコーヒーをいただきながら本を読むという、よくこんなとこ見つけてきたなー!て場所。お店の方が「これ(完全避難マニュアル)のおかげで人がきてくれて」と仰ってました。こういうお店って欲しいと思うよね、と感じつつも、あまり好みにあう品揃えではなく、かるく一冊手にとって眺めながら本を読んで、次にどこ行くか相談とかして早々に退散してしまいました。すまんかった。

http://hinan-manual.com/hinanjyo/takadanobaba/
戸山口はこないだおともだちと待ち合わせしたー!と意気揚々と改札を出てさっそく歩き出す方向を間違えた。もう、ごめんなさいだこの方向音痴。
ここでまず目指すのはコンビニ。他の場所ではえらいこと盛り上がっていた早稲田大学*1理工学部の脇を通ってコンビニへ。最近こっているピュレグミのライチ味をほくほくと購入したらレジで地図をもらえました。「歩きやすい服装で」のアドバイスにあったように、どうやら軽く山を登るらしいよ、あっ、だからおやつなんだ!と足取り軽くたどり着いた場所は団地の脇の公園。あとで調べたら「戸山公園」だったのですね、ここ。地図の裏の指令「この景色を写真に納めてください」がどうみてもやや遠いところなので、高台に上るが正解、とよくわからぬ地図を見ながらもショートカット道をみつけてえっほえっほとたどり着いて撮った写真がこちら。

うーん、遠い。

さっきまで街中を歩いていたのに急に緑に囲まれて、人気の少ない小山のてっぺんでおやつ食べながらまったり、お天気はすこぶる上々、暮れかけた空は西日が映えるアニメで描かれそうな雲。うをーん、浄化!いい日のいい時間にここに来られてよかった。

  • 田端

http://hinan-manual.com/hinanjyo/tabata/
田端なぞ初めて降りる。
見慣れない景色をほてほてとあるくふたり。駅前にアトレ。ちょっと怖い雰囲気をかもし出す鳥居とか眺めながら比較的順調にお目当てのカクヤスへ。カクヤス、お酒しか売ってない……、と困ったところにウィルキンソンを発見。レジで「これの方ですか?」て避難マークを見せてくれて。始まってそんなに日にちたってないけど、もう随分人が来てるんですねー。

もらったメモには「このビルの901号室へ」。よくあるオートロックマンション、郵便受けの901号室には「まれびとハウス」。う。ムネムネしながらインターフォンを押して、避難マニュアルに参加している旨伝えるも反応がかんばしくなくて。さらにムネムネしながら部屋のインターフォンを押して。出てきた男性が中へ導いてくれるものの何も言わないから、とまどうふたり(無言)(だって)(このひと誰)(ここはどこ)。妙に平気なフリをしながらも座ってみたり立ってみたり本棚眺めてみたり。だってやっぱり外見から予想できる通り、普通のマンションの一室に招かれて放置プレイなんだもの。……。しばらくしたら女性が帰ってきてちょっぴり案内してくれたので、本棚の本を読んでみたり、未だに買ってなかったモテキ4.5を超高速でながしよみしたりしました。

どうやらここはシェアハウスらしく。PCや本・漫画がとりそろえてあって、ここで暮らしている人もいるし、宿泊していってもいい。さらに定期的にイベントが開催されていたりもするみたい。この日はこれからアバター鑑賞会をするとかで、イベント部屋にプロジェクタがセットされてたりしました。
http://www.mare-bito.net/

こんなことでもなければ行くこともなかっただろうな、という場所。マイペースでいられれば居心地のいい場所になるんだろうなー、あともちっと若ければ。ほんの30分程度の滞在でしたが、この完全避難マニュアルで訪れる人の中では長いほうみたいで、即出て行っちゃう方も多いそうです。うん、ひとりだったらわたしもすぐ退散してしまったかもしれない。連れがいてほんとうによかった。

  • 目黒

http://hinan-manual.com/hinanjyo/meguro/
ここはおともだちとお別れして単独で。初日には案内がなかった「1日5名限定」の文字を訪問直前に見つけてしまってドキドキしたんですが、無事避難できました。24時間営業のお店の「1日」だからなのか、20:00ごろに行ったけれど、5つ揃っていました。20:00はじまりかしら、いちにち。指令どおりに外に出て本の中に入ってにやにや。高田馬場でもらった景色に記載されていた、新宿を表す記号らしきものを見て「ここに来いってことなのかなー、でもばくっとしすぎててたどりつけないよね」と話していたのがあながち遠くなかったことを確認したからです。

*1:早慶戦でハンケチ王子が優勝していた