毎年恒例、自由が丘駅前の女神像の真横に組んだステージで行われてるライブ、今年の〆は土岐麻子さんでした。下北沢ヴィレッジバンガードでおされまくっていた印象が強く、タダだし、と見に行ってみました。
写真、なんか反射してちょうど土岐さんの顔のところが怖いことに……!カメラマンの腕が悪すぎました〜。
あいにくの雨、そしてかなり寒くなってしまった今日、始まったとたんに「すみませんね、すぐ終わりますんで」的な発言を繰り返す土岐さん。「えぇ〜」とか言ってしまっていいのかどうか、という静かな雰囲気でスタート。
土岐さんVo、Rhodes、クラシックギターの編成でスタンダードナンバーを中心としたライブでした。
- My Favorite Things
- Tea For Two
- 私のお気に入り(オリジナル)
- Another Star
- Everybody wants to rule the world
- Feelin' Good
- September
こんなカンジだったかなぁ。My Favorite Thingsとか、音の高低がはっきりしている曲になると、ちょっとハスキーなところもあるからか、bjorkが出したジャズアルバム(Gling-glo)を思い出しました。元々ロック/ポップスよりだからかな。どの曲も、良くも悪くもカフェ化されていました。今日の編成のせいかもしれませんが、ジャズというよりボッサっぽかった。
だもんで、ちょい思い入れのあるAnother Starとかは、ね。カフェ化されててステキになっているとは思うのですが、ムダな盛り上げとムダなメロディアスさがかもし出すちょっとしたうさんくささに惚れている曲*1なので、「違う!これはカフェじゃないんだ、表にフォークが浮いてるナポリタンとかあって、中にはインベーダーとかあるかんじなんだ!」と思ったりした。ごめん、オレが悪いよ。
話はそれるけど、「AS」も同じ位置にいる曲でさ。George MichaelとMary J.Bligeがカバーしたときも「ちょっとバカさが足りないかも!」と思ったんだけど、PVを見たらGeorge Michaelのナルシスっぷりが素敵に作用していて楽しかった覚えがあります。
話を戻して。
全体的には楽しく聴きましたし、魅力的な声だなーって思いました。Rhodes音をたっぷり聴けたのも幸せでした。土岐麻子+湯川潮音+Lampで女声でメロメロ、てなライブを観てみたいものだ、と思いました。
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*1:そんな惚れ方している人の方が少ないとは知っています。