sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

神曲−煉獄篇 @ 世田谷パブリックシアター

ko-moto2009-12-20

演出:ロメオ・カステルッチ

第二部の「煉獄」とは悔悛の念を持つ罪人の魂が清められる場所。
カステルッチはそれを、繰り返される日常の中に見いだす。
不気味なまでに美しく完成されたハイパーリアルな世界。
夕食の支度をする母親、頭痛を抱える息子、帰宅する父親…。
一見普通の家庭に潜む罪の瞬間と魂の浄化が、見るものの心に強烈な残像を焼き付けるだろう。

チケットがお高いので直前まで行こうか行くまいか逡巡した挙句、当日券で行ってきました。こりゃ金かかっとるじゃろ、な演出。とにかく視覚的に美しく、描かれている世界はエグい作品でした。
詳細は後日。