sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

雲。家。 / Port B @ にしすがも創造舎

http://festival-tokyo.jp/program/clouds/index.html

作:エルフリーデ・イェリネク
構成・演出:高山明

「サンシャイン63」の直後にこれを観るスケジュールにして正解でした。朗読劇のようにとつとつと語られる言葉たちと、映し出されるサンシャインと池袋の若者たち。映像が挟まれることによって、その朗読が、単にテキストの読み上げのように聞こえたり、宗教的な響きに聞こえたり、悲しみをたたえた叫びに聞こえたり。語られる膨大かつ単調(繰り返し繰り返し似たような言葉が繰り出されます)なテキストの意味を聞き取るのは難しいんだけれど、同じトーンで語られている言葉たちがちょっとしたきっかけで、いろんな色を帯びてくるのが刺激的でした。