sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

本まわり

佐藤友哉島本理生が結婚ってびっくりというか唖然とした。なんかすごい。島本さん若いのに……と思ったけど、恋愛を扱いながらもすこしだけ他人事のような引いた視点を感じる作品を思い出すとなんだか納得。

んで昨日発表された本屋大賞。もう読みたい本はちょっとくらい買うようにしようかしら*1 *2。伊坂さんは毎回読みたいのにギリリしているし、森見さんのは装丁が良すぎると思うし。読みたいものです。なむなむ。
このラインナップの中で唯一読んだ宮部さんの作品が最下位ですよ。お友達と話しているときでも「実は宮部みゆき結構好きなんだよね」とちょっとはにかみがちに告白する人が多いんです。なんというか、SFにおける星新一っぽい扱いになっているんでしょうか。ジャズにおけるオスカー・ピーターソンでしょうか。ソウルにおけるマイケル・ジャクソンでしょうか!……マイケルは比較的「フリークです!」て公言している人多いので違うかな。
そうじゃなくて単に世間的に「旬」であるかどうかかしら。「いまさら」感といいますか。今、宮部みゆきを書店員が強烈にオススメするというのは、今、CDショップ店員が小室ファミリーを強烈にプッシュするような、そんなカンジ、なのかな。

大賞 『一瞬の風になれ』 佐藤 多佳子(講談社) 475.5点
2位 『夜は短し歩けよ乙女』 森見 登美彦(角川書店) 455点
3位 『風が強く吹いている』 三浦 しをん(新潮社) 247点
4位 『終末のフール』 伊坂 幸太郎(集英社) 228点
5位 『図書館戦争』 有川 浩(メディアワークス) 176点
6位 『鴨川ホルモー』 万城目 学(産業編集センター) 175点
7位 『ミーナの行進』 小川 洋子(中央公論新社) 152.5点
8位 『陰日向に咲く劇団ひとり幻冬舎) 139点
9位 『失われた町』 三崎 亜記(集英社) 127.5点
10位 『名もなき毒』 宮部 みゆき(幻冬舎) 89

本屋大賞

*1:収納場所の関係でキリがないので極力図書館で借りるようにしているのです

*2:それにしてもこの賞の目的に従うようなよいお客ですなー、わたし