誰も悪くはなくて、誰もいいとこばかりではなくて、きちんと考えた/感じた結果で動いて、それでよくて、でもそれで関係はよくならなくて、いい人の上にも悪い人の上にも、静かに夜はくる、みんなの上にくる。
見終わったときに「うっ」となった。気がついたときには頭と胸の奥の奥に入り込んで中からぶんだたいてくるようなあの感覚。言葉で表すなら「響いた」なのかもしれないけれど、自分が認識するときはいつも「うっ」となったなぁ、って思う。「三月の5日間」「転校生」を観たときも感じた、あのカンジ。
「誰も悪くないけどどうにもならない」、「ソーシャル・ネットワーク」と立て続けにそういうやるせなさを観た。
力いっぱいオススメです。東京はキャンセル待ちしかなくなっていますが……。東京以外もたくさんまわるようです。
http://hi-bye.net/2010/11/03/1036
もう一度観ようと調べてみたら売り切れていて、どうして初演のDVDあるいは台本を買ってこなかった自分!てぎりぎりしています。
たたんだ中には観る前には知らないほうがよい映像がありますので、これからの方は開かないでください。