OUTONEDISC PRESENTS「FUCK AND THE TOWN」 @ O-WEST
出演
・WATTS TOWERS(岸野雄一/宮崎貴士/岡村みどり/近藤研二/栗原正己/イトケン/JON(犬)/ヘルモソ)
・相対性理論
・ウリチパン郡DJ
・吉田アミ
・SINGING dj 寿子(七尾旅人)
・Thomas Kyhn Rovsing (from Denmark)
好きになったらねこまっしぐら!3日続けて相対性理論ですみません。岸野雄一氏主催の投げ銭ライブに行ってきました。
都内各所で配布されているフライヤー持参で整理券配布、16:00から配布開始!というこのイベント。チラシは持っていなかったけど、おともだちが入手してくれて(さらに告知されていたとおり、当日の行列の真横に十分な枚数用意されてました)まして。そして相対性理論の突然の売れ行きにどれだけの人が来るのか戦々恐々としていたのは並ぼうとしているこちらだけではなく、主催側もそうだったよう。前日になってBBSにて「14時に受付を開設。そのときの状況によって配布開始時間を早めるかもしれません」とのアナウンスが出ました。めずらしくおともだちと一緒だったから、整理券入手から開演まで時間がたっぷりあってもまあいっか、ということで、14時頃にO-WEST前到着。階段の上で待てたくらいなので、そこまでたくさんは並んでませんでした。一日でもっとも暖かい時間帯とはいえ、やっぱりちょっと寒いね、と思ったらカイロが配布されました。優しい……。
そんなこんなで無事整理券をゲットして、開場とともに入場して、無事ラクラク2階席をゲット。最終的にはトイレに行くのも人波をかきわけて!てな恐ろしい混み具合でした。トイレに行く階段から入り口付近が見えたんですが、開演してからもたくさん並んでいたもよう。
で、相対性理論。
ウワサの棒立ちボーカルと不思議ちゃんなMCを観ました。
何をやっても「狙ってわざとやってんな」といいたくなるあたりで、もう相対性理論の勝ちだよな、と。あのCDでの「ボエ〜」なコーラス*1といい、不安定なボーカルといい、ライブではスカスカに聞こえる音といい、観客だって棒立ちにならざるを得ないライブのやり方といい。
あのMCの入らない棒立ちなライブのやり方、終わってみると、相対性理論に妄想と幻想を抱く男子の夢を壊さないための最大の演出のよな気がしてしまったもの。やくしまる嬢のお顔までははっきり見えなかったんですが、あの声にあの曲、に対して、あのやや昭和の香りのする体型*2と、あえて水を飲んだりする曲間をもってきて、サイボーグ(フィギュア、かな)ぽすぎないスキにしている、というか。ほらなんか「相対性理論の勝利」てカンジするでしょう?とりあえず「小麦はパンになるんじゃないかな」という不思議MCには心の中で「そうですね」と棒読みで答えておきました。棒立ちには棒読みで対抗。
そこまでプロデュースな香りをぷんぷんに感じさせる演出(?)なわけですが、演奏のほうは「個々でやりたいことだけやってる」という印象を受けました。ドラムの方は「8ビートはお嫌いですか」「刻みを愛していますか」というカンジ。おともだちは5弦ベースとギターのエフェクトの少なさに驚愕してました。それらがあわせようという気もあんまりないんじゃないかな、て雰囲気で演奏するものだから、ボーカルもあわせてちぐはぐすぎてまたそれが新鮮……、ほら「相対性理論の勝利」てカンジすr(略)。
音源気に入った人は一度観てみたらいいのではないかしら。終演後にお友達と「相対性理論」論を交わしました。
WATTS TOWERSも面白かったです。「WATTS TOWERSのライブ」というより「WATTS TOWERSの演目」といいたくなるような、どこまでが曲なのかMCなのか演技なのかよく分からないステージ。おともだちに「これ、ジャンル的にはなに?」て聞かれたけど「わからん」としか答えられず。七尾旅人氏は初めて観ました。「七尾旅人の最初で最後のDJ」の今日が初七尾旅人でした。げんきでおもしろかった。