sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

読了

ツアー1989

ツアー1989

ある不思議なツアーをめぐる4篇の短編集。さくさくと読めました。軽く読む読み物としてはいいなぁ、という感想です。
ラストの最も長いストーリーにはかなり力が入っていました。主語が混乱するようなちょっとチェルっぽい書き方をされていて、それがストーリーにある混乱(というか謎)に互いに影響しあっているよう。読んでるこっちはいきなり突き放されるものだから「なにくそ」と食いつくという。
ただ上記エントリにも書いたように、他の作品とシンクロしたところがおもしろかった。