獏のゆりかご / シス・カンパニー @ 紀伊国屋ホール
グリング青木さんの新作。ずいぶんと暖かいストーリーだったように思います。大事件が起こるわけでもなく、一生懸命生きている人たちが、実はいろんなものを抱えているさまを描いてくれていて安心しながら、時々笑いながらゆったりほっこり観ることができました。それぞれの人たちは優しいだけじゃないし、いやな人にみえたりもするんですけれども。これまでにみたグリング作品よりは、抱えている事件や、キャラクターの持っているいやらしい部分はかなり少なめなので「良い話」っぽさがより強調されていたように思えて、少し物足りないかな、という気はしましたが。
役者さんが豪華なため、少しお値段は高めに感じてしまいました。スズナリあたりでゆったり観たいお芝居かなぁ。
とりあえず、これを観た後に「どうバカ」友人にあったので「安顕みてきたじょー」と自慢しておきました。あはは。月末のパルコに誘われましたわ。
グリングの次回公演のチラシ入ってました。同じく紀伊国屋ホールなのですね。年末。楽しみです。
あ、そうそう、もたいさんが観にこられてまして。「もたいさんが観ていらしたなんて、なんてぴったりなの!」と思いました、このお芝居。うん、これが一番この作品のイメージをぴったり表しているかもです。