sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

課外授業ようこそ先輩 〜12歳の大人計画 / 松尾スズキ

あの最近どのライブに行っても芝居に行ってもネタにされている方のおかげで10分おし。始まる前に気づけて良かった……。
なんだかすごく良い内容でじん、と来てしまいました。松尾さんのお得意はじゅん、のハズなのに!*1
北九州の学校ということで、小学校の大部分を福岡ですごした私には子供の博多弁が心地よすぎました。

まずはじめに「身近な大人の"子供なところ"と"大人なところ"」をあげてください、という課題。これーはー、私が聞かれても難しいなぁ。私自身も子供たち同様、松尾さんが例をあげてから思いついはじめたかも。宿題は「自分を大人だと思っているか、大人とはどういうことか(でしたっけ)」を親にインタビュー。それを次の日発表、という流れだったんですが。
子供たちに「大人になりたくない人!」って聞いて大多数が挙手したのは驚いたな。それを聞いたある子のお母さんが「今の大人が魅力的じゃないってことかしらね……」とつぶやいたのにも驚いた。松尾さんも「昔の大人は輝いていたから」早く大人になりたかった、と言っていて。そうなのかな。私は早く大人になりたいと思っていたハズだけど、大人が魅力的だ、って思ったかなぁ。言葉にはしてなかったけどそう感じていたから大人になりたかったのかな。うーむ。こういうのってやっぱり親の立場に立ったことがないと考えるの難しいよ……って松尾さんも親ではないんですよね。それを思うとさすがの構成力というか。「大人」をテーマとして考え続けている力というか。

松尾さんの口から「責任」とか「自分を育てて良かったかどうかを聞いておいたほうがいい」という言葉が出たのが少し意外なようなそうでないような。もぞもぞしましたがにこにこもしました。
最初の極小「松尾スズキ」板書から、最後の「銀恋」合唱あたりを"らしい"テレかくしに、いいもの見させてもらいました。

*1:おっと、直近のライブ傾向に毒された発言。