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「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

ドライブイン カリフォルニア

ここのところなんだか考えさせられてしまう訃報に触れてしまい、大切なことを亡くすことや、大切な人を残して亡くなっていくことについて思ってしまいます。

ドライブインカリフォルニア

ドライブインカリフォルニア

身近な人間を亡くす度に「もしかしてこう思ってはいけないんではないか」と口に出せずにもやもやしていたことを、「思っていい」とは言ってはいないけれど、一つの回答として提示してくれたように思えた戯曲がこれです。2004年の再演時に発売された戯曲本ですが、松尾さんのあとがき含め、ストレートでないがゆえに直球で伝わってくるという矛盾した感覚が良いです。
秋山さんが演じていたマリエを始めとして、やはりそれぞれのキャラクターがより際立つ舞台を観たほうがしっくりくるとは思いますが。これは大人計画ではなくて「日本総合悲劇協会」として上演されていました。