もーのすごくよかった。6月から拡大公開されているので、みんな観にいっちゃってほしい。
3時間という長さにマジかーっていいながら観始めたんだけど、映画館を出るときには「もっと観てたかった」って思った。わたしは得意なコメディが少ないので、おもしろいコメディに出会うとほんとにうれしくなってしまうのです。日本を印度にしてしまえ!
原題が「3 idiots」。
これ知った時に、「えっ、3アミーゴズ?サボテン・ブラザーズ!?」と思いました。実際は「3バカ」ですって。そんなに間違いじゃない。
インドの超エリート理工系大学で出会った3人、ランチョー、ラージュー、ファルハーン。
3人の学生時代と、10年後に音信不通となったランチョーを探すエピソードがたびたび時間軸を切り替えて描かれます。
学生時代の描写は、とにかく教科書的な知識を詰め込んで良い成績をとることを強要する大学長に対して、信念を持って反抗するエピソードが主軸(これがまたかわいいの)。3人それぞれの家庭事情(富裕層と貧困層だったりする)、進路、それから恋も含めて、軽やかにどたばたしてくれます。インドの大学生の自殺問題*1も絡んだり。声に出して笑ってしまった直後に大泣きさせられたりして、でも最終的にはめちゃくちゃ笑顔になりました。
好きなシーンたくさんあったな。「簡単なことを難しく説明」のとこ、ちょっと考えさせられた。
町山さんの「たまむすび」での紹介がとてもわかりやすいし、みんな観に行きたくなる(たぶん)。
インド映画といえば!の音楽とダンスがまーたのしい。まったくダンスできないわたしが踊りだしたい気持ちになりました。
何度も観ちゃう。
翻訳監修されたいとうせいこうさんのこのツイート。
近頃「したコメ」でも導入してるインド的「マサラ上映システム」(歌のシーンになったら立って踊ってよし。手拍子常識。掛け声あり)で、「きっと、うまくいく」をでかい会場でやって欲しいなあ。やりたい。
*1:知らなかった