チェリーの煙草

船を建てる 1 (ぶーけコミックス)

id:yumetaroさんのところで鈴木志保さんの最新刊が紹介されていて思い出しました。若かりし頃、アルバイト先のコが毎回買ってきてたマンガ雑誌（「ぶ〜け」か）に連載されていて、休憩時間に読んでいたんです。
確か「コーヒー」「煙草」という名前のアシカが主人公のマンガで。ゆったりゆったり流れる余白の多い絵が心地よいし、アシカたちはかわいいし、と思いきや、突然やるせなさや切なさが襲ってくるんです。怖い、と思うこともあったな。ほとんどのエピソードを忘れている*1のですが、何かしらの別れの場面だったか、コーヒーか煙草かが、チェリーの煙草をすおうと思ったら湿気ててちょっとびっくりした顔をするシーンがものすごく印象に残っています*2。前後覚えてないのに泣けてくる。

チェリーの煙草って今もあるのかな。私がまだ小さい小さい頃、父が吸っていたのが「CHERRY」で。多分私のはじめてのおつかいは「CHERRY」だったんじゃないかと。自販機ですけどね。どんな味なのかなーって思っていたのでした。ホントに今思い出した。試してみようか。

このマンガ、連載途中までしか読んだ覚えがないんですよね。最近のクソコジャレカフェ*3に対する気持ちというか、まーようするに「オシャレ過剰！」と思って読むのをやめちゃったんです。今読んだらどう思うか知りたいなぁ……って絶版なんですか。そうなのかー。

*1:なら書くなというアレですが、ナニですよ、そのぅ

*2:「チェリー」ってキャラクターもいなかったっけか

*3:あら下品。ごめんなさぁい。