- 作者: 瀬尾まいこ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/11/20
- メディア: 単行本
- クリック: 47回
- この商品を含むブログ (334件) を見る
とても暖かい物語でした。全編通して暗い影が落ちまくってる設定なんですが、根っこが暖かいんでしょう。最後の大浦君のところはなくてもいいじゃん!いいじゃんか!と悲しくなりながら読みましたが。自分が高校生の時にこんなに友人とか家族とか思いやれていたかな、できてなかったな、今でもできないかもしれない、でもそれとこの主人公とどちらが悲しいんだろう、とちょっと考え込みました。
学級委員として孤立した主人公に大浦君がジェラシー感じつつも「人気者の男子を頼れ」とアドバイスしたエピソードがものすごく冷静でうらやましい。