sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

博士と彼女のセオリー

「たんなるいい話」に終わらない、すこし苦みのきいたストーリーが好みでした。

とにかくどのシーン切り取っても画面がきれい。
全編、少し斜がかかったようなくすんだ画面に時代時代に合ったスモーキーな色合いのお洋服。それを着たキラッキラした二人が画面の落ち着きを突き破るかのようにキラキラしなからクルクル飛び回る様にはため息が出ました。

もうちょっとホーキング博士の学問的な苦悩*1みたいなのが含まれていればいいのに、とは思いますが、奥さんが記された原作が基になっていると聞いて納得しました。原題「THE THEORY of EVERYTHING」。

ホーキング博士の役者さん、『レ・ミゼラブル』のコゼットのお相手の人だったんですってね。おともだちから聞かされるまで気づいていませんでした。あのとき「うーーん、お相手、うーーーん」とか言っちゃってすみませんでした。

*1:天才だから本当の本当になかったりするのかしら