sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

FISHBONE @ 下北沢GARDEN

わーわーわー!そうだろうとは思っていたけどやっぱりさいこうでした。
たっぷり2時間強、途中、Everyday Shinshineでぶわっと沸騰したフロアのテンションはさがることなく、最後のSunless Saturdayまで突き進んだのでした。太陽が似合うよFishbone!最後はLessになっちゃってるけどやっぱりぺかっと明るく楽しくそして重厚!


Fishboneのライブを観るのは2011年8月8日以来*1。そんときもあまりの変わらないパワフルさに圧倒されて興奮して帰った覚えがあるんですけど、今回はさらにそれを超えてきました。単純に曲が多かったってのもあるけどさ、なんだあの楽しさ。終始ご陽気かつパワフルにすすめられるライブを観ながら、これがずっと「黒人なのにロック?黒人なのにミクスチャー?」みたいな言われ方をして、人種差別と戦わざるを得なかった*2Fishboneなんだよな、ってそのご陽気の底力というか、強靭さを感じてしまうんです。


Everyday Sunshine。この曲をきっかけにダイバー続出。ですよね。

いまから自慢します!このライブ生で観た!そんときにドラムスティックもゲットした!


黒いFishboneTシャツの袖から、白黒ボーダーを手首のあたりまでのぞかせていたアンジェロ、まいど!なカンジでTシャツを脱ぎ去っておなじみ半ケツ(コホン、失礼)状態になるわけですが、Tシャツを脱ぎ去って客席に投げたあとのアンジェロさまのお姿は、二の腕あたりから手首まで白黒ボーダー。あれっ、それ下に長袖着てるんじゃなかったんだ。上半身裸で腕だけボーダーにつつまれているアンジェロさまのお姿はさながら靴下だけはいたままになっちゃった女のk(ゲホゲホ、すみません)。
とまれ、ノンストップで繰り出され続けるパフォーマンス、アンジェロががっと体を翻した時に飛び散る汗がライトに反射して映える映える。もうなんだかそこだけスローモーションに見えちゃうくらいのかっこよさ。
前回みたときも「……20年前と変わんない!おじさまたちすっげー!」となったものですが、そっから2年たっても変わらずのパワフルさ。わたしは後ろのほうで観ていたのだけど、途中で汗だくの若者が次々と排出されてきてました。ステージ上のおじさまたちよりもフロアの若者のほうが体力的にまいっちゃってるという光景。


アンコールに入ってすぐ。もう22時くらいだったかな。

ノーウッド「Are you ready to go home?」
客「Yeah!」
ステージ上のみなさま「HAHAHA!!!」

ですって。んもーイジワルなんだから!なんたってステージドリンクがおビールでしたものね、みなさま。ご陽気ご陽気。



アンコール、まってましたな「Freddie's Dead」とラスト「Sunless Saturday」。「怒涛」という言葉がドデカフォントのテロップで見えるかのようでした。あの超高速Sunless Saturdayの気持ちよさは何の花にたとえられましょう!とにかく「すごい」としか言えないのですよもどかしい!アンジェロの声ももうノリノリでのびるのびる!

今日は観客もすごかった。番号早かったけど勘違いして前方にいかなくて本当によかった。観客もFishboneも*3泳ぐ泳ぐ。その中で、「Party At Ground Zero」でアンジェロと一緒に歌って頭ぐりぐりされてた女の子は、観ててこっちが感激してしまった。よかったねぇ!
あとなんといっても対バン(というかオープニングアクト?)だったSPEEDER-XのKenKen氏。自分のライブ中MCでも「下北で育って」「小学校3年のときに初めて聴いたFishboneと地元で一緒のライブに出られるなんて」「ロマンが叶いました!」「バンドはロマンです!」「ほんっと俺、すぐこの前とかランドセルしょって歩いてたんですよ」て。何回かのMCでずっとおんなじことばっかり言ってる、わかるよ、KenKenそのきもち!わかるよ!*4。そのKenKenがずっとステージ脇からながめているのが見えちゃうのがまたよかったですよね。目ぇうるうるなんだもの。今にも乙女ポーズ繰り出しそうなキラッキラ顔になってました。中村達也氏も客席で暴れてましたね。


今回のFishbone、30か31日来日、31日に大阪でライブ、2日に静岡(頂)でライブ、3日に下北沢でライブ、4日に帰国。すんごいスケジュール。


拾い物のセットリスト。

  • Unyielding Conditioning
  • Suffering
  • I wish I had a date
  • Behind Closed Doors
  • Another Generation
  • Everyday Sunshine
  • A Selection
  • MA&PA
  • DUI Friday
  • Date Rape
  • Simon Says
  • Deepshit Backstroke
  • Bonin In The Boneyard
  • Question of Life
  • Lyin' Ass Bitch
  • Cholly
  • Crazy Glue
  • Hide Behind My Glasses
  • Alcoholic
  • Skankin' To The Beat
  • Party At Ground Zero

(En.)

  • The Goose
  • Freddie's Dead
  • Let Dem Ho's Fight
  • Sunless Saturday

*1:日記はつけておくものネー

*2:それでセールス的にもなかなか伸びなかったしライブも黒人さんばかりだったそう。同時期にどかんと売れたレッチリとはよく比較されますよね。20年以上前に来日したFishboneが「日本は(人種とか関係なく)純粋に音楽を楽しんでくれる人たちばかりだから大好きだ」と言ってたことをよく覚えています。

*3:20年前から回数はだいぶ減ったとはいえ

*4:岡村ちゃん復活の山中湖からの帰り、車の中でずっと「すごかった」「こんな気持ちで帰れるなんて」ばかり言ってた自分を思い出しているのです