We've Been Waitingのアカペラに続いてAin't No Fun To Meのごりごりベースが聞こえたとき、20年前の、少ないお小遣いの中から購入したスライやGraham Central Stationのアルバムを一粒一粒かみしめるように聴いていた自分と、そのときの思いがぶわっとよみがえってきて、まさに「I've Been Waiting!!!」て叫びたい気持ちになりました。昨年にも来日してたとか、そういうことじゃなくって、ねぇ、わかってもらえるかしら。
ビルボード東京に来るのは初めて。おともだちにお願いして確保してもらったカジュアルシート(5F)はど真ん中でステージのながめはすこぶるよくってだいこうふん。やや狭めのテーブルとか、ひとりだったら逆にこっちの方が落ち着くわ!*1という素晴らしい状況でした。
バンドは4F席*2横から鼓笛隊のように登場してステージに降り、しょっぱなからWe've Been Waitingやってくれたのでしたよ。
「ラリーさん、胸からマイクが生えていますよ」と教えたくなるあのベースとマイク、よく仕組みが分からないけれど、ラリーさんはぶりっぶりにベースを弾きながら2F席(ステージが3Fなので4F席)にのぼってきて、お客さんのお皿をかきわけてテーブルの上にお立ちになって、かなりの目の前っぷりでスパークしてくれました。すごい!近い!と興奮するとともに、キヨたんの武道館復活ライブを思い出して「北側席の気分……!」とやや涙目になったりして。涙目になるのはいいいけど、演奏に興奮しただけじゃない、という。ひどい。わたし。
後半のドラえも〜ん!な展開*3を経て、スライの曲も4曲。4曲だけか!すごく長くやってくれた印象でした。そしてリクエスト風を装ってましたが、全日程同じ曲構成だったみたいですね。Higherとか昔ドラムちょうがんばったなー!ヘタだったなーわたしー!とか思いながら。ちょうどHigherの前にするするとステージ後方のカーテンがあがって外が見えるようになって。タクシーとか見えてさ。「コクーンか!」とかつっこみながら、客席からステージにあげられたたくさんの人たちが踊る姿を観ながらえらいこと幸せな気持ちになったのでした。
- アーティスト: Larry Graham
- 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
- 発売日: 1996/08/21
- メディア: CD
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
たたんだ中はひろってきたセットリスト。
Larry Graham(b/vo)、Wilton "Zynomite" Rabb(g)、Ashling "Biscuit" Cole(vo)、David "City" Council(key)、Jimi "Joy"
McKinney Jr.(key)、Brian "Rio" Braziel(drs)
Set List
1. We've Been Waiting
2. Ain't No Fun To Me
3. It's Alright
4. Feel The Need In Me
5. I Can't Stand The Rain
6. Bass Solo
7. Family Affair
8. Dance To The Music
9. The Jam
10.Thank YouEnc1. No Title
Enc2. I Want to Take You Higher