sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

dancetoday2010 @ 彩の国さいたま劇場 小ホール

『「」の中』
振付:KENTARO!!
出演:康本雅子 KENTARO!!

『Island of No Memories―記憶のない島』
振付:伊藤郁女
出演:ミルカ・プロケソバ 山崎広太 伊藤郁女

康本さんがKENTARO!!振り付けで踊るですって!あのエロかわいい女子とかわいらしい男の子が!この二人が一緒にやったら双方に双方によるどんな影響が出るのかなー、てわくわくしながら開演を待ちました。やや引きで観れる席を確保したつもりが、前方席がステージにつぶされていたため最前列になってしまってました。

事前にパンフレットに書いてあった康本さんの言葉「振り付けに忠実に踊る。自分を消して、それでもちょっと出してみて、やっぱり消して、ってやってみてます」みたいな記述を読んだのもあってか、いつもの康本さんと比べると、細部が直線的だな、という印象。そしてそれも合わせて「ああ、KENTARO!!振り付けの康本さんだ」。これは事実でもあり感想でもありました。お二人がぶつかり合うことによって、どんなことが起こるか、ってことを観にいったんですけど、まだお互いにお互いに気を使っているように感じました。こなれていないというか。それこそ「振り付けに忠実」だったからこそなのかもしれませんが。なんか、ちょっと、ざんねんでした。

もう一組のほう。
フランスの振付コンクールで1位をとった作品らしいです。まっっったくの好みでものを言いますが好きではなかったです。ある程度のストーリー仕立てになっていて、動物になってみたり、そのための体のやわらかさ具合とかは素直にすごいなーて思うんですけど、どうしても「パントマイムとどう違うん?」と思ってしまうところもあって。失礼ながらストーリーにのっとってるなぁ!てシーンになると、演技しとるーと思ってつい笑ってしまうのです。あとご本人がエキセントリックなミスユニバース的なお化粧をされていて、少しメイサ成分を感じてニヤニヤしてしまったところもありました。メイサたんはわたしをニヤニヤさせるおもしろい人です。