sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

ゾンビランド


うーんげぇ楽しかった!わはわは声出して笑ったし、劇場内そんな人ばっかりだった。近くの席の人がオーバーアクションで笑う人だった観たいで、しょっちゅう椅子がどしんどしん揺れたけど、それこそ今の気持ちにふさわしいのでは、と思いながら観てました。

しょっぱな、ジミヘンの星条旗が鳴り響いて、荒廃したアメリカの景色が流れて、そっからオープニングのゾンビに襲われるひとたちの妙にポップなスローモーション。ここにかさなってくるのがヘビメタ*1でですね。「襲われてるのにポップ」てだけでなんか変、ちょっとおバカのにおひがする、と思ってたところにヘビメタかぶさってごらんなさいよ。もうサイコー!おバカ映画にヘビメタ、サイコー!あひゃひゃひゃひゃ!と一気にテンションあがりました。ここまで5分だか10分だか?短い時間で完全に持っていかれました。
(予告編)

そのあともずっとずっとニコニコしながら観てました。ボブ・マーリーじゃないBMさんサイコー!夜の遊園地サイコー!あと何気に好きだったのは、途中に「小さなことを楽しむこと」というポリシーに基づいて行われた、お店をむちゃくちゃに壊すシーン。爽快だったー。そう、あの「ゾンビランドを生き抜くための100のルール*2」、あれがものすごく効いてたとおもうの。あれがあるとないじゃ楽しみ方が全然違うもの。「Don't be a hero」。シャキーン。


ゾンビ映画を観るのってはじめてです。きっとこの映画はゾンビ映画の中でも、コアなゾンビ映画ファンは「こんなのゾンビじゃねぇ!」ていう映画なんだろな。それこそ一時期いとうせいそくまわりでバーンまわりで語られていた「***はヘビーメタルじゃねぇ!」みたいなアレで*3

先日、「ぼくのエリ」を観にいったときに予告で観たんですよね。それが上の予告編。観た瞬間にゾンビとか苦手そう、と敬遠していた私が「これは好きだろう」と確信したんだから、自分の勘ってしっかりしてる*4。「ロック・ストック・トゥー・スモーキング・バレルズ」を初めて観た時のわくわくに近いものを感じました。やー、楽しかったな!

*1:Metallicaでした

*2:100もない

*3:***には二重の意味をかけてありますよ、アハハ<性格悪い

*4:というか自分の好みだからそりゃわかるか