sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

Sweet Peaのネックレス

輪っかのところは留め金じゃないよ、ここが飾りだよ。

思えばあれは、リミニを観にいった12/11のことだったわ。横浜ワールドポーターズ横の駐車場に到着したものの、あまりの悪天候と寒さに耐え切れず、とりあえず入っちゃえばほとんど外に出なくていい*1クイーンズタワーへ一目散。冷えた体を温めつつ、お手洗いをすませて、クイーンズイーストを出ようとしたときに、クリスマス向けの「Noel Collection」が展示してあったのです。各ブランドのアクセサリが並ぶ中、おなじみH.P.FranceのIssolaniの星形のネックレス\13000也が気になって店内へ。そこで出会ってしまったのがこのネックレスでした。
試しにつけてみたら、鎖骨にキレイに沿ったラインで上品な光がキラキラ輝いてました。少し見る角度を変えるだけで華奢なゴールド(18金)がやわらかくキラーンて光るの。一番細い首周りのところに等間隔で嵌められたボールがそこで光のラインを一度せき止めるのがまたステキ。さりげなくサイズを変えるチェーンが、華奢すぎて物足りなくなりがちなところをしっかりおさえてます。通常、私はアクセサリを買おうとするとき、ついつい石やデザインがどばーんと前面に出ている派手目なものを選びがちでして。だけどTPOに応じてこういうシンプルなものをさりげなくつけたい時って結構多いんですよね。こういうシンプルなものでここまで気に入ったものは初めてでした。

しかしいかんせん問題なのがその価格。\68000台。戒めのためにも「ななまんえん」と思うことにしました。「ななまんえん」。このアクセサリをみつけてからいったところいったところで「ななまんえんあれば、両腕の脱毛してもおつりがくるよ」とか「ベッド*2買い換えてもおつりがくるよ」「おともだちが奮発して喜んでいたワンピースと同じ値段だよ」とかいろんなこと考えた。そしてこのネックレスは「Noel Collection」のうちのひとつで。てことは、クリスマスまでガマンすれば店頭からなくなって諦めざるをえないんじゃない?そう思ってしばらくなかったことにすることに成功。

ところが、12/23に向かった原宿。大混雑のクリスマスイブイブ。ラフォーレにもヒルズにもH.P.Franceは入っているよね、とついつい「最後の確認」に向かう私。のきなみ狙っていたネックレスのサイズは売り切れていて(もっと長いものはあった)、「ああ、こんなにみんなやる気だすんだ!」て感嘆するほど真剣な男性陣の中で店員さんに確認してがっかり顔とかしてみてたんです。この諦めるための最後の一目、がその後「せめて最後に一目逢わせて!」につながりまして。Noel Collectionといえど、このネックレスは完売するまで店頭に出ることを確認し、カバンの中にH.P.Franceの店舗リストが掲載されたカタログを常備する毎日。おともだちに会う度に「これがほしいの」「そんな値段に見えないかもしれないけど……(魅力を語りまくる)」というウザいことを繰り返し。
そして今日。六本木も青山もなくなっていた短いほうのネックレスが、一番来店者数が多そうな渋谷パルコのH.P.Franceにあったのです。そっか、普通はカラフルな石が上品に配置されているこのブランド、渋谷の方々には石のないこのシンプルさはウケがよくないか!と感激してディスプレイを眺める。店員さんに声をかけられたときに半泣き顔だったらしく「ど、どうしたんですか」とびびられ、それでも30分ほどクネクネしたのちに購入しました。店員さんが値札を切る瞬間に訪れたあの達成感のようなもの、なんともいえなかった。

スーツの中やシャツの中にさりげなくつけるのが似合いそう。普段の生活で、ふと鏡を見たら大好きなネックレスがついててにまにまする、っていう幸せな時間を買いましたよ。ななまんえんで。

*1:電車にのるまで外にでなくていい

*2:腰痛の原因のひとつが今のベッドではないかと疑っている