sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

ダイアログ・イン・ザ・ダーク @ 東京都渋谷区神宮前2-8-2 レーサムビルB1F

http://www.dialoginthedark.com/index.html

20周年記念イベントとして行われた「無限ダイアログ」!通常は、予約を入れて、MAX8名のグループに1名のアテンドさんがついて1時間半くらいでまわるのですが、本日は「予約不要、出入り自由、人数・時間無制限」という想像がつかないアニバーサリー企画だったのです。仕事を終わらせていそいそと、それでも入場終了の1時間前くらいに到着しました。

DIDは以前、旧赤坂小学校で実施されていたときに一度体験したっきり。今回の会場は初めて。着いてすぐロッカーに荷物を入れて、参加証でもあるバッジをつけて、他のカポーらとともにさっそく真っ暗小部屋へ。この時点で自分の手すら見えない、残像すら見えない状態に。前のときは渡された杖を渡されなかったので頼りになるのは音と足下の感触と、伸ばした手の先に触れるものたちのみ。

本日の会場はアニバーサリー仕様になっていて、「プレイゾーン」「駄菓子屋ゾーン」「カフェゾーン」に分かれてました。
まずはプレイゾーンに入って。今回は人数制限などないので、アテンドさん*1にずっと付き合わせるわけにもいかないので、真っ暗な中、手を伸ばしたりしゃがんで床の感触を確かめたりしながら勝手に遊ぶ。グループ行動のときよりももっともっと自主性・積極性が必要だなーと思いました。やりたいことがあったら自分からアテンドさんにアピールして連れて行ってもらわなきゃですし*2、いろいろやって楽しみたかったら知らない人だろうが話しかけないと。グループ行動のときは一人の方が楽しめるかもと思いましたが、こういう企画のときは知り合いと来てわいきゃいする方が楽しいのかもねー、とアピールしまくりグループの横で静かに悟ったりしてました。

他のグループに入れてもらって駄菓子屋ゾーンへ。混みあっていたのでとりあえずベンチに腰掛けて待って黙っていたら、だまっているだけで存在そのものを消すことができてしまうこの状況が面白くなって、あえてしばらくなにもせずにぼーっと座って、周囲の人の動きを聞く時間を作ってみました。本気で「そこにいないひと」になれる。どんな顔しようがどんな仕草してようが誰の目にもとまらないのが妙に心地よくおもしろくなりました。
まあ、あまり時間もないので、やおら立ち上がって「駄菓子かいたいでーーす!」とアピールして土間のよなところに靴を脱いで上がってうまい棒を購入。暗闇でうまい棒を食す。めんたいでした。例の(例の?)ヨーグルトも置いてあったけど食べるの大変そうーてやめてしまって。今思えば暗闇の中で木べらを駆使する楽しみ方をすればよかった。

そうこうしているうちに1時間ほど経過してしまっていて、カフェスペースが営業終了。行けなかった……。プレイゾーンにもどってブランコのったりバランスボールで見知らぬ(というか見えてないので最後までどんな方と遊んでたのかわからんかった)方々とぶっつけあったりこけまくったりして遊びました。

本日の内装(?)は通常メニューとは異なっていたそうです。またちゃんとアテンドさんの案内つきの日に改めて行きたくなっちゃったな。なにもかもが自分次第のあのカンジ、心細くも悪くない。


外に出て、建物の目の前のバス停に行ったら、あと3分でバスが来る!ラッキー!と思ったものの、はっと気付けば恐ろしい冷え込み。さぁーむぅー。冷えるとは聞いてたのでトレンチコートを着てって大正解ではあったのですがそれでもむたくた寒い。長い3分でした。とことことバスに運ばれて帰宅。

*1:DIDで案内してくれる係の方々

*2:もともとない方向感覚がここではさらになくなるから外に出るにも案内が必要