sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

アカシエ

ふたたび行ってしまいましたらば、本日、「デセール ドゥ ラ プライム」というイートインのイベントをやってました。ブラマンジェとタルトシトロン、2つのメニューのうち、たどりついたときに残っていたのはタルトシトロンのみでした。ブラマンジェの見た目がかなり魅惑的だったのですがいたしかたない。宣伝に使われてたメニューということで、早々に売り切れたそう。近くにいた方が整理券を入手した後、しばらくしてから来店されたみたいで、本物を目にしつつ、説明も(盗み)聞けたのでそれでも満足でした。

じゃーん。こちら。キラッキラやでー!正式には「タルト・シトロン・モデルヌ」だそう。

まずはこちらのアイスクリーム。これが「はちみつのリキュール」のアイス。これにその元になってるリキュールそのもの(グラスに入れてくれているのがそれです)をかけて食べるのです。これが甘いけれどお酒の風味がしっかり残っていてちょうおいしい。チョコレートの中でもシャンパントリュフが大好物の私にはたまらない一品でした。リキュールをそのままなめてみたところなかなかのアルコール度数。

そしてタルト本体。ミルクのコンフィチュールをさらにミルクでのばしたというソースの上にレモンクリームがのっかってます。
上にのっている白いふわふわは、ベルガモットの香るレモンのゼリーを、ゼリーにしてから泡立てたものなんですって!ゼリーを泡立てるて!レモン風味のメレンゲのような口あたりでした。そしてレモンの形がのこったまま置いてあるのは、レモンを蜂蜜に3日間つけたものをこんがり焼いたもの。こう聞くとどちらも甘甘に思われるかもしれませんが、かなりレモンの酸味がしっかり残ってます。甘さが加えられてるのかしら?と思ってしまうくらいのすっぱさ。レモンクリームはいわゆるタルトシトロンで想像するそれなりに甘さがあるクリームなので、こちらの甘さと、上に散らされてるクッキーの甘さと一緒に食べてちょうどいいバランスでした。
すっぱいのをクリームとソースの甘さで中和して、そこにアイスのお酒の風味とミルクのコクを合わせて食べるの!
それぞれの味自体も突出しすぎずにきっちり主張してくるタイプなのに、さらにそれらをお口の中で合わせたときの幸せ感といったら!わーん、ちょうおいしいよぅ!


パティシエの方が目の前で作ってくれるカウンター式の席。ひとりだったので、提供してくれるときの説明をきいてムフムフと食べるのみでしたが、周りの方はすっごくケーキのことについていろいろ質問してらっしゃいました。それを盗み聞きながらみなさんすごいのぅ、と感心しきり。私は食べるばっかりで、作るほうにはこれっぽっちも……、や、これっぽちくらいしか興味がないのです。自分が作れると思えないからなんですけどね。私といえば心の中で「おっとこまえですねぇ」とつぶやくばかりでした。あたまわるい。

あまりにおいしかったので、こういうメニューを食べれるなら浦和まで旅しにいっちゃおうか!と調べてみたら、どうやら浦和のお店にもイートインスペースはないみたいです。うわ、ちょっと迷ったけど(なにぶん一皿1200イェン)思い切って食べてみてよかった!