グラン・トリノ

評判がやたらめったら良かったので観てみました。
ベ、ベッタベタやんけー！こういう風になったらいいな、とかこんなことが起こったら困っちゃうとかがまんま起こる感じ。良い映画。良い映画とは思うんですけど、絶賛するほどのものは残念ながら感じられませんでした。だってひどい事件だって元はといえばおじいちゃんのせいじゃないか。そこは何も掘り下げられなくておじいちゃんはおじいちゃんの心の決めたままに。そのあたりは「火垂るの墓」を観たあとと同じような気持ちでした。
お隣さんが魅力的だったり、ちょこちょこ入る笑ってしまうシーン、そして犬はとてもよかった。モン族の歴史*1とか、クリント・イーストウッドの過去作品とか知ってたらもっと違う見方ができたんだろうな、とは思いました。
面白かったなー！と映画館を後にしたけれど、あとから「むむ？」て思ってしまった映画でした。なんかごめんなさい。

グラン・トリノ [DVD]

*1:ベトナム戦争がからんで米に住む人が多い、ってことくらいちょっぴり後からかじった