sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

読了

神田川デイズ

神田川デイズ

せいしゅんだ。
大学生活を描いた作品って、自分のやりたいこととか将来のこととかみんな考えていて、それが標準的な大学生活なのか、と軽く呆然としちゃいます。自分はもっと個人的な、人との関わり方がヘタな自分とか、自分の精神年齢の低さとかばかりにくよくよしていたような気がする。器用貧乏を自覚しすぎて「何かになってやる」というモチベーションが希薄だったのかもなぁ。しかもそういうことって「もっと若い頃に考えとけよ」ってことのようにも思うんだけど、すんごい経た今でも大して変わらないことでくよくよしているようにも思えて、自分の成長のなさにまた愕然と。

や、この本はそんな重たかったり切なさ過剰なお話ではないですよ。