西原理恵子の人生一年生 (2号) (ワンダーライフスペシャル)
- 作者: 西原理恵子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/04
- メディア: ムック
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元祖恨ミシュランのときもそうでしたけど、また恵比寿のイル・ボッカローネに行きたくなった。それなりのお値段するので、なんかの言い訳がないと行きにくいんですよねー。誰かのお祝いとか、ボーナス出たとか。最低7000円くらいですが行ってやってもいい、という人いらっしゃいましたら行きましょうよぅ(弱々しくつぶやく)。外食するときにイタリアンを選ぶ確率って少ないなぁ、とはたと気づきました。周りに酒飲みが少なかった時代までですねー、イタリアン外食。
あと、おそらくご本人たちは嫌がるだろうと思いましたが、鴨ちゃん関係では病気やら死の話題が明るくも語られていて「ああ……」てなってしまいました。
- 作者: 宮木あや子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/02/21
- メディア: 単行本
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作品は吉原に生きる女性と、その女性に関わる男性と、複数の短編に同じ人物が関わってたり、時間軸をずらしてあったりして面白く読みました。特にあの朝霧の相手の男性のくだり以降はぐいぐいひきつけられました。女性ばかりの世界を描いているけど、女性同士のどろどろを描くのではなくて、あくまでも自分と自分の人生、同じ吉原の女性とその女性の人生、そして男たち、という関係を描いているのが潔くて、登場人物同様に媚をうらない粋な書き方にいうっとりしました。いい意味で少女漫画的求愛が描かれているのにも、うふうふできました。
各シーンにおいて、しつこすぎない程度に景色の描写がされているので、頭の中に勝手に映像を作りながら読むことができて楽しい楽しい。吉原を扱った作品って観たことないんですけど、「さくらん」とか「吉原炎上*2」とか観てみようかと思いました。
桂山が朝霧姉さんを真似てお金をばらまいてお客さんをおっぱらうシーンがよいなぁ。そう、どの女性も「凛として粋」なのがよかったのです。