sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

二階堂和美 はじめてのワンマンツアー @ 渋谷ClubQuattro

ニカさんライブは以前ライブビートで弾き語りを観ただけなので、バンドスタイルは初めて。今日はツアー初日だったんですね。どうりでちょっとまだバンドとしてかみ合ってないかにゃ〜?というところはありました。赤犬ちゃんからヒデオさん(G)、りしゅうさん(B)、ダイちゃん(D)だったのですが。申し訳ないけど、やっぱサケで観たかったなーと思ってしまいました。サケでみたらその辺の安定感はばっちりだろうと思うので……でも源ギャルやケンギャル*1がうざいか(言い切った)。
とりあえずヒデオさんが普通にシャツとか着てるのが違和感でした。マッチじゃない!ふんどしでもブリーフでもない!2部なんてスーツだったよ。ニカさんから「なんかやくざみたいな人が……」とか「さわやかじゃない」って言われてました。

というわけで、やっぱソロで歌ってらしたり、渋谷毅さんのピアノとで歌ってたのがすごくよかったのです。またしてもニューアルバム(マキシシングル?)は聴いてないんですが、やっぱ「二階堂和美のアルバム」はホントにいい曲そろってるなぁと実感しました。ニカさんも歌ってて気持ち良さそうでねー。体の中にじんわり入ってくるような歌声がこちらも気持ちよかったです。いわゆる「癒す」声よりもとがってるというか、力強い声ではあるんですけど、驚くほどするりと気がつくと入ってくる感覚。「今日を問う」のしょっぱなは(一回やり直してましたが)すごいね。
そのほんわかしたたたずまいと、力強い歌声にどっしりした芯を感じて、大学では違う学部だったのに仏文の授業にもぐりこんだりして、フランスに移住してお母さんになったお友達を思い出したりしてました。かっちょいいんだそのコ。

仕事帰りにこういうタイプの音楽でたちっぱなしは結構きつくて、それでも「今日を問う」「Lover's Rock」で心地よく本編を終えて、「ああ、いいもの観てるな〜」と思いながら、ちょっと長いアンコールまでの時間をガマンして待ってまして。そしたらアンコールで東京だけのゲストとして呼ばれたのはユアソンでした。う、わぁ〜い(泣)。一気に不機嫌。それでも曲が始まるまでいてみた。でも始まってみたらやっぱダメ。ニカさんが歌っててもダメだ。音が押し付けがましい。「関白宣言」をやってたんですけどねー、前に彼らが「恋はあせらず」をやってたときも思ったんですけど、「君たちがこの曲やったらそうなるだろうね」ってのがまんま展開されてました。そんなんつまんないよー。一時期、過去の名曲がパンクにされまくってた*2時期があったけど、それらに感じたのと同じような安易さを感じるアレンジでした。本編が心地よかったのに一気に気分を害されてしまって、「関白宣言」の途中で会場を出ました。好みだからしょうがないけど悲しい。そういやカクバリさん、客席にいたもんなぁ。5分くらいまとなりにいたもんだから、思わずネガティブな思いのたけをぶつけてしまいそうになりました。12月のカクバリイベントにニカさんも参加するみたいですけど、ニカさん、カクバリなの?……ふーん。サケのライブがあんなんなっちゃったのはカクバリ所属以来なので不信感があるのです。キセルのときも「……」と思った。ニカさんはカクバリじゃなくていいよ、って思う。

ああ、ラストが悪かったから文句ばっかになっちゃった。その前までは良かったんですよ。

*1:ハマノさんね

*2:贈る言葉」とか「愛の賛歌」とか