sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

予約を入れていたとはいえ、こんな日に観にきてしまって色んな意味で涙。ドラマ版は2作とも真剣に観ていたわけではなかったのでこういうのも筋違いなんですが、ドラマよりは頭ひとつ抜きん出た作品だと思いました。原作といいモチーフといい、お涙頂戴にしようと思えばいくらでもできる作品の中に、どこかひとつ外側に立って客観的に描写してる視点があったからそう感じたのではないかと。「泣かせようとしたところに既に悲劇は存在しない」みたいなこと言ってたのって宮藤さんでしたか、河原さんでしたか、大人フェスDVDの中でしたか(そこすらあやふや)。そういうことを理解したうえで作られているんだろうな。
音楽業界には、映画タイアップでヒットを狙うという考えを捨て去っていただきたい、と今回も願いました。