読了

太陽の塔

拝見させていただいているダイアリでかなり多くの方が絶賛されている森見登美彦さんの作品を初めて読んでみました。クリスマスの浮かれっぷりに抵抗する大学5年生の12月が、過去の恋愛の面影と共に描かれてました。かーなり理屈っぽくて近くにいたらもう大変！てな主人公ですが、そのうざさの中にとぼけた味わいがあって憎めないわぁ。ほんのりおもしろく読みました。ただ「太陽の塔」にまつわるちょっと苦い思い出がよみがえってきて「イー」となったのが残念。残念というか、まだ「イー」てなるか、とたいしたことないぜ、と主人公のようにプライドをもって唱えたりしながら読みました。
評判のいい近作2作が読みたいなぁー、と待ち行列を見ながらため息です（図書館ユーザだもので……）。