sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

2006年観た映画

13本。毎年このくらい観るみたいです。低め安定。
ベスト3を選ぼうと思ったんですけど難しいなー。13本だけなのに。

  • クラッシュ

映画好きで信頼できる友人に薦められて観にいったら素晴らしかった1本。ああ透明マント。それから車の中で人形を持ちつつの「人間だよ」(だったっけか)。描かれている人種問題はきっと理解できていないと思いますけど、英語の映画で勧善懲悪でなく、どんな人間もいい面とやな面があって、いいことも悪いこともそれがうまいことぶつかる(クラッシュする)が悪いようにぶつかるかってだけなんだよ、って言ってくれているように感じた作品でした。観た後にアカデミー作品賞をとった映画としても初めてのことでした。

  • ゆれる

香川照之だよ。うなじが雄弁な香川照之。口の端をちょっと持ち上げただけでなんとも不気味で悲しい香川照之。あと色んなサイトで「舌!」って言われてたのが面白かったです。

実は作品としてどう思ったかはそこまで印象に残っていなかったりしますが、食欲と物欲が刺激されまくりました。もちろん帰っておにぎりとコーヒー。コピ・ルアックは今でもたまに言ってからコーヒー淹れちゃう。あと気づいていなかった北欧ファブリック好きが表面化してしまいましたよ。marimekkoショップにいくわたし。ittala食器を買うわたし。

ああ、ブロークン・フラワーズのしょぼくれ親父っぷりも、松子のバックステージも含めた過酷なまでの丁寧さも、ストロベリーショートケイクスの痛々しい女性を眺める優しい視点も、鉄コンの愛情たっぷりの映画化もよかったんだよー。うん、いい映画をちゃんと観たな。涙をながしたい気分じゃなくて(感動のでも)行かなかったフラガールがちょっと心残り。あと本気で見逃した「ある子供」。

2006年観た映画リスト