sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

Softly! Nights! Vol.3 @ Shibuya O-Nest

Quinka, with a Yawn / Lamp / トルネード竜巻 / 山田稔明(GOMES THE HITMAN)

遅れていったので、トルネード竜巻Quinka, with a YawnLampを観ました。

数年前にタワーのインディーズコーナーでプッシュされていて試聴だけしたところ、いいカンジだったのを覚えていたので間に合ってよかった。今日はステキ女声なイベントだったなぁ。Lampとスタートは同じだけど、Lampがボッサ好きな人がやるPOPな音にいっているのに比べて、トルネード竜巻はロックあるいはちょいとプログレ好きな人がやるPOPな音になっているように感じました。実際は知らないですけど。
「不謹慎だとは思うんですけど」と前置きしたうえで、「先日の竜巻発生の日にサイトのアクセス数がすごいことに」「ページビューが1日2万超えて」「アルバム発売してもそんなにいかないのに」とおっしゃってました。行く前にちょっと思ってましたよ、活動自粛とかないよね、なんて。

本日は彼女たちのレコ発の意味合いもあったイベントらしかったです。各所でよい評判を目にしていたので楽しみにしていたのですが、ドラムがいなくて。色んな楽器や女性2名によるコーラスや、メインVoの方の声は(いい意味で)ぞくぞくするものがありました。ただ、コーラスの方がドラムの代わりに(?)声でリズムをとる曲があったのですが、このリズムを刻む声が微妙にフラットしたりシャープになったりするものですから、それが自分でも驚くほど気持ち悪く響いてしまいまして。長めの曲だったのでそこが辛かったです。ドラムが入った編成で聴いてみたいな。

お目当てのLamp。本日は総勢9名(メイン3名(Vo.&G、Vo&フルート、G)、G、B、Dr、Key、Per×2)の迫力構成でした。半分くらいは新曲でして、それらがまた心地よくもこもこしたボッサ風POPになっているもので、次のアルバムが本当に楽しみになりました。
2曲目に「夜風」をやりまして。秘かにこの曲を「聖子ちゃん」と呼んでいるので「聖子ちゃんだ、聖子ちゃんだ」と一人勝手に興奮してました。なんかね、聖子ちゃんのアルバムのB面1曲目、ってカンジなの(なんだそれ)。特にAメロ。
次がもう大好きすぎてなんなら延々この曲ばっかやってくれたっていい、と思っている「風の午後に」だったんですけど、Perスタートのこの曲。始まったとたんに「うわ、速い」と思いまして。今回はそういうアレンジなのかしら、と思ったりもしたんですが、どうにもうつむきがちに演奏中の皆さんの頭の上に「速い」「速い」「速いよ」と吹き出しが見えましたよ。きっと思い込みじゃないよ。曲が終わった瞬間に香保里さんが染谷さんに向かって何かささやいたけど、あれはどうみても「はやーい」アピールだったもの。ふふふ。
MC。染谷さん、しょっぱなから「あ、いや、しゃべるつもりじゃなかったんですけど……はじめまーす」で始まるし、「風の午後に」始めようと思ったら「あ、椅子、椅子忘れた、椅子って自分で持ってこなきゃだめかー」とかつぶやいてるし。
さらには、

染谷さん:「や、メンバー紹介してる暇もないんで…(え、やんないの?というメンバーの顔)、あ、じゃ、えっと、今いきなり参加してきたギターの○○さんでーす(すとん、と座る)」
みんな「……」
香保里さん「…え、やんないの?」
永井さん「(無言でギターIN、曲始まる)」

……染谷さん、自由……!いっつもはにかみがちな表情をしてらっしゃるのでその自由さがひきたちまくっていて笑っちゃいました。
後半は新曲だらけで。ラストにやった曲(空想夜間飛行)、ちょっと変拍子に聞こえるようなずらしかたがされていて心地よすぎました。今度の音源、かなり楽しみです。というか来月のライブも同じメンバーでやるらしくって、ちっさいとこでやってくれるみたいで、えらいこと楽しみになってきました。