sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

ULTIMATE MUZIK!FES'06 @ 東京キネマ倶楽部

平均的に観たい方々の多いこの公演、そしていったことないけど魅力的なこの会場!てことで行ってまいりました。

natsumen
向井秀徳アコースティック&エレクトリック
曽我部恵一BAND
こだま和文(from DUBSTATION)
SHUREN the FIRE

方向音痴は入谷駅から見事に迷いまして。逆方面にずんずん歩いてみながらも「すぐ気づいた、すごい、私」と自分を納得させながら開演30分遅れくらいで到着。
いつもいつもなぜかめぐり合えないナツメンがやっと観れるぜ、ひゃっほい!と出向いたのに、建物入口に掲示が。「NATSUMEN活動休止のため出演しません」……。ノー!活動休止ってことは今日だけじゃなくってもう観れないってことなのね、と思ってたよりもしょんぼりしつつ、入場時の「誰を観に来たんですか?」にも「ナツメン観に来たんですけど……(別に彼らだけを目当てにしてたわけではないのに)」とつぶやく始末。迷ったのに加えてこれだったものだから必要以上にしょんぼりしてしまった様子。

会場はすてきだったなー。いかがわしいカンジ。長者町FRIDAYとはまた一味違った猥雑さ。ステージを直線とした半円状に2,3階席があってね。うーん、説明が難しいけど「レニークラビッツ?」と脳内ツッコミをしました。Are You Gonna Go My WayのPVが半円になったカンジ。あんまり説明になってない。1回に降りるビロードっぽい床の螺旋階段やら、ステージ横にある同じような階段やら、たまらんです。「東京キネマ倶楽部」って会場名が醸しだすイメージをぴったり言ってましたです。

こだまさんが剣さんみたいなカッコでお出まし。「777」リリース時に剣さんが良く着てたダボりとした白いヤツ*1。「繰り返される諸行無常」とか共演者を意識したよなことも言ってらした。ペットかっちょいいなー。ラストの「ナポリタンの作り方 on DUB」がたまりませんでした。食べたくなり度としてはマンハッタンラブストーリーなみ。

向井さんのアコエレは2回目。「ネコマチ」というキーワードが気になる。萩原朔太郎の作品は関係あるんでしょか。朔太郎の「おどろおどろしてるくせに、静謐で凛とした雰囲気を漂わせ、そんななのに本人はいたってナイーブな坊ちゃん」というイメージが反映された曲なんであれば天晴。ぴったしだわ。「猫町」の絵本、やっぱ買おうかな……。

曽我部恵一BAND。7月のsoul jerkで観るの3回目にして急に響きまくってしまった曽我部恵一BAND。始まったとたんに「なんで?どうして?」というくらいの多幸感につつまれてしまって、いくらなんでもどうだろう、というくらいニコニコしながら観ました。ハルコROCK前の親ばかMCも含めてなんか涙ぐみ始める始末。テレフォンラブの観客に歌わせた直後の入りの気持ちよさったらない。

猫町

猫町

*1:またピンポイントにしかわからないような表現を