sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

無防備なスキン / tsumazuki no ishi @ ザ・スズナリ

作:スエヒロケイスケ 演出:寺十吾
出演:寺十吾 釈八子(木立隆雅改メ) 宇鉄菊三 猫田直 日暮玩具 竹下カオリ 杏屋心檬 松原正隆 鈴木雄一郎 岡野正一 松嶋亮太 中野麻衣
中村榮美子(少年王者舘
永野昌也(スエヒロ アンド ザ スローモースローガンズ)
蒲公仁(個人企画集団*ガマ発動期)
田中要次

「訳あり」な人たちの集う家にて、様々な「訳あり」の方々がその「訳」がゆえに淡々と苦しむ姿が浮き彫りにされてくる芝居でした。だからといってずーっと重苦しいわけではなく、通常の人間が通常に暮らす中で垣間見える各々の感情が、おおげさになることなく丁寧に描かれていて引き込まれました。これは好きだ。2時間半の長丁場、全く飽きませんでした。すごい。2日続けてオススメだ!と思いましたがこちらも本日楽日。いやはや、すべりこみでいいものみました。

こうなると来週の「無頼キッチン」にものすごく行きたくなってきました。前回のtsumazuki no ishiの公演でスエヒロケイスケさん作、演出が宮沢章夫さんのリーディング公演。ああー、時間がだぶっている既に確保してあるチケット無駄にしちゃおうか。

ここのところスズナリは席がはずれで、いえ、席は良かったのですが、前の人とその前の人が大きな方*1だったのでかなり観にくかったのが本当に悔やまれます。前のほうでがつんと役者さんの息吹を感じたかった。

パンフレットに載っていたとてもうれしいニュース。KUDAN Project「真夜中の弥次さん喜多さん」が予定されているようです。「詳細近日公開」としか書かれていませんが。うわー、観たいよ!ぜひ名古屋だけでなく、関東でもやってください。

(Backstage:http://www.land-navi.com/backstage/report/tsumazuki/index.htm

*1:つまり、前の人もその前の人の隙間を求めて頭がゆれるので、こっちはもう「3500円でおまえらの頭観にきちゃったか」てな状態。