sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

Summerholic 06 -恐怖劇場- @ STスポット

チェルな方々が多く出ている、ホラーオムニバス公演。といっても全然ホラーじゃなかったけど。リアル家族(音響も太一さんのご兄弟だそうで)の山縣家がもうたまらんよ。なんという脱力感。
……詳細はできれば(もう逃げてる)後ほど。

  • 「ひまつぶし」 中野成樹+フランケンズ

原作:ワイルダー『Such things only happen in Books』より
誤意訳/演出:中野成樹
出演:村上聡一、福田毅、仲田真一郎、野島真理、石橋志保

  • 「izumi」 劇団820製作所

作/演出:波田野淳紘
出演:佐々木覚、柘植奈央子、波田野淳紘

  • 「ホームビデオ」 劇団 山縣家

作:やまがたひろとも
演出:劇団 山縣家
出演:やまがたひろとも、山縣恵子、山縣太一

  • 『ユルガリサバス』 ユルガリ

構成/演出/出演:加納由紀子、松村翔子

2006年7月7日(金)〜7月9日(日) STスポット

いいわけ済みなわりに追記しました。言い訳したときに限ってちゃんと追記するんだなぁ、永遠の反抗期。
各演目についてちょっとずつだけですが。

  • 中野成樹+フランケンズ

独特な翻訳劇が看板らしい中野成樹+フランケンズ 。私は初めて観ました。そして原作も知らないのですよ。想像していたよりも外国口調+外国名のままでした。そしてそういう外国口調*1はちょっと苦手なのですが、すんなり観れました。STスポットの真っ白い壁にシンプルなセットが組まれていて、それが海外の田舎の家っぽくてよかったわ。ストーリーはホラーというよりミステリ、というかショートショートっぽい。といいつつも、「僕は何にも見ていないんじゃない。見逃してやってるんだ」ってのはある意味ホラーか、と思ったり。
セットチェンジのときに奥さん役の方が口パクで熱唱してた曲が、土岐麻子さんバージョンの「(I Can't Get No)Satisfaction」でにやりとしました。かわいい。

  • 劇団820製作所

リーディング公演って観たことないのですがこういうカンジなのでしょか。ちょっとしたパフォーマンスもはいりつつ。ううん、ストーリーはまあ、まあまあまあ楽しんだのですが、リーディング部分の発音や間の取り方が少し苦手でもったいないカンジでした。

  • 劇団 山縣家

ウワサの家族劇団、山縣家。初見。楽しい。すごい一家(本物)。設定は、「山縣家にこれまで起こった怖い出来事を語る」ショートムービーの撮影現場。父役の○○さん*2、母役の○○さん*3、息子役の○○さん。息子役が撮影監督、という設定です。という設定だけど、実際の父、母、息子です。倒錯(?)。さらに、語られる恐怖体験は、どれも「うっそ〜ん」と思わせる内容でありながらも、実は本当に山縣家のみなさまに起きた出来事なのでした。何がホントで何が作り物なのやら。それでありながら、見せ方は非常にチープ。自転車に見立てたシュラフ、波にみたてたブルーシート。ブルーシートの海を泳ぐ父(チチ)さんの作り笑顔のキュートさといったらもう。すごい家族だよ。劇中で言ってましたが太一さんは双子なのですか?音響担当はその兄弟の山縣耕太さん。ハハさんが自転車でひきずられているときの音楽がよかった。あれは誰の曲なのかしら。

  • ユルガリ

女性2名によるパフォーマンス。まずは赤いつなぎで表れてリップぽいリズム重視なラップ。その後は、ガーリー担当(加納さん)、セクシー&アンニュイ担当(松村さん)によるパフォーマンス。ガーリーの爆発とアンニュイの暴発の対比が面白かった。ガーリーな方の「好きなものを集めて集めて集めて、一気に壊しちゃう」感覚ってわかる。その急なおとずれ方といい。
松村さんが、衣装がセクシー(ストラップレス黒ブラ+ベージュグレーのキャミソールスリップ、のみ!ぐへへへへ)というのもありましたが、その気だるいイイ女な雰囲気に驚きましたよ。ミッフィーちゃんがこんなことに!

*1:音楽雑誌の外タレインタビューっぽいしゃべり。または海外ドラマのしゃべり。「なんですって??」とか「○○してみたのさ。」とか。……通じないか。

*2:ちゃんとした名前があったけど失念

*3:同じく