sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

インサイド・マン

レディースデーなのでいそいそと川崎チネチッタまで出かけてまいりました。
おもしろかった。ハリウッド的勧善懲悪だとか、暴力、血、アクション描写がなく、かといって知力勝負だけのお話でもなく。ちょっと間延びしたようなところもありましたが、基本的にはこの事件にまつわる人々を描いていて。ちょっと「クラッシュ」を思い出しました。最近の流行なのかしら。スパイク・リーお得意(ていうのもなんですが)の人種差別の描写もありましたが、なかなかコミカルに、でも存在しないこととしては扱わないぞ、という意気込みを感じさせる描き方でいい塩梅でした。……いい塩梅?それを象徴するかのような、WORLDカテゴリに入りますよね、てな音楽が効果的で。うん、よかったよ。