sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

ムーンライトコースター / KAKUTA @ 浅草花やしき

いや〜、楽しかった!生で観に行ってこその楽しさ満載。明日夜公演がラストのようですが、お友達を誘って行ってみるといいと思うわ〜。できれば1人じゃなく。の方が楽しい。

毎度のごとく全く前情報を入れずに赴いたんですが、今オフィシャルを観にいってみたら情報満載で、これは情報仕入れて計画立ててから行ったらまた楽しかったかもなぁ、とちょっと悔しく思ったりして。
http://www.kakuta.tv/moonlight2006/

浅草花やしきが舞台って、どういうことかしら、と思っていたら、入場してすぐ「席とり用コーン」を手渡され、会場のそこここに椅子が配置されてました。とりあえずここで、と一番広いエリアに席を決めてからパンフレットを見たら、A〜Dのゾーンわけがされているよう。てことは、自分で決めた席によって、観れる内容が違ってくるってことなんですね。うわあ。
席をとってから花やしき内を軽く散策。すでにいろんな場所で役者さんがパフォーマンスしててね。あまり人通りのないところを通ったら、トロッコの上でご飯食べてる人が「みせもんじゃないんだよ!」って声かけてきたりして。おもしろい。会場ではクレープやコロッケも販売。クレープ!クレープ!って並んでいたらちょっと前で終わっちゃった。うーん、しょんぼり。トイレに寄ったのが敗因でした。だもんでビール片手に待ち。

で、開演。もう雰囲気は学園祭でした。目の前で演じられているのとは別の場所で、演じている声や笑い声がどっとあがったりしていてね。ちらりと他のゾーンでやっている内容が見えたり聞こえたり。役者さんも観客の間をすり抜けたり駆け抜けたり。場の雰囲気だけでも楽しいのに、それぞれのストーリーもしっかりしてるし、さらに場面転換のタイミングもばっちしだから、もう感嘆しながら楽しい楽しい。これ、稽古大変じゃろうのう。全部のゾーンに必ず役者さんが一人はいなきゃですしね。突然、意外な場所から意外な人が出てくるんですよ。遊園地のアトラクションを使って上空に現れたり。全方位に目と耳を向けるんですけど、前方にもお客さんがいるものだから、前方のお客さんの視線の移ろいを観るのもまた楽しかった。

この公演、閉園した後の遊園地を借り切ってますし、一旦会場の外に整理券番号順に並ばせるものだから、外にすごい行列ができてたんです。だから結構「これ何ですか?誰か来るんですか?」って聞かれたんです。行列に並ぶ前にロック座とかの怪しい通りを歩いて「すごい、すえてる、浅草……」とおどおどしてたところに、もーのすごい怪しいちんぴら風情の方がズボン(あえてパンツではない)を広げながら「なにこの行列?だれか来んの?」って聞いてきたんですよね。さらに「あわわわ」なんて思ってたのに、開演してみたらその人が出てんの!うわー、からかわれてたー、とにっこり。