sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

密室彼女 / 劇団、本谷有希子(アウェー) @ ザ・スズナリ

乙一原案の劇団、本谷有希子のアウェー公演。賛否両論のようですが、私は最初から最後まで楽しく観ました。前回の本公演が「う〜〜む」と思ってしまったのと、ANN以来お金のにおいがちらついてしまってるように感じてしまっていたのとで、楽しめるかどうか不安だったのですが。
サイトなどで予告されていたように、乙一氏による初期プロットの掲載されたパンフレットつき。豪華。乙一氏の小説、「GOTH」しか読んだことがなくて、「GOTH」が私にはちょっと読むのが辛い内容だったのですが、この公演についてはすんなり読めるミステリ仕立ての小説を読んでいるような印象を受けました。この公演の設定まんまのことを言っているようですが。
公演中であること、特にこの公演は何も前情報を入れないほうがより楽しめると思います、と言い訳しつつ内容については本日はここまで。

あ、客席はぎゅうぎゅうでした。当日券もかなりの方が並んでいた様子でした。結果、通路まで補助席でぎっしり。そしていつものパイプ椅子(っぽい椅子)なのですが、いつもより窮屈に感じました。大きな劇場のように、前の人と入れ子に席が配置されていないのですが、今日は目の前にかなり座高の高い方が座っていらっしゃったので半泣きでした。開演前からステージが見えないんだもん。後ろの人に悪いな、と思いつつも前の人の頭の右左に頭をずらしながらの観劇になってしまって苦しかったな……。席の配置自体は良席だったので余計にくやしかった。まあ、身長でお客さんを分けるなんて無理なことなんでしょうがないんですが。……あ、文句みたいになっちゃった。