sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

Windows5000 / ヨーロッパ企画 @ THEATER/TOPS

2週続けてTHEATER/TOPSでマチネ。
いちおうたたみます。


配布されたパンフ(1枚紙ペラの)に書いてあったように、狭い場所を色んな人がそれぞれにカスタマイズしてうまいこと暮らしている様子を、登場人物2名と共につっこみつつ覗き見するお芝居でした。Windows5000というのは、遠隔地から指定した窓の中を覗き見できるソフトウェア名でした。チラシにあるように建物にマウスポインタをあててクリックすると中がみれる仕組み。このチラシ、先日の「ヨーロッパ企画な昼」で話題になってましたね。あの写真は合成ではなくて、実際に石田さんがマウスポインタの矢印を背負って4階からぶらさがっているそうよ。ひえー(高所恐怖症)。彼はいとも簡単に「いくよー」「はいっ」ってな合いの手でぷらりとぶらさがったそうで。今日の舞台上でもスニーカーを指差していて「ぶらさがったときはいてたスニーカーね。本番でもはいてる」って言ってたのを思い出してにやりとしたり。

合計8つ?のせまーい部屋に暮らしている人に対して2名でつっこみを入れてて。なんかsakusakuとかどうでしょうみたい。VTR観ながらツッコむスタイル。これも先日、上田さんが「まず部屋の構成や場所を作ってからストーリーを組みたてる」と言っていたのを思い出しました。キャラクターはとにかくあのアジアが可愛すぎて。それから永野さんのいちゃいちゃっぷりが。なんとも。あと地味に「なんでも肯定」の北枕イヤンな彼のキャラが好きだったわ。西村さんの部屋が再バーの作ったCGだってことに気づくのが遅すぎたよな気がします。サイバーが外出時にHHDを生で(梱包せずに)持ち出してるのも好きでした。

ただ全体としてはちょっと単調で「あぁ上田さんがこういう仕組みのものをやりたかったんだな」という印象が残りました。おもしろかったですけども期待値が大きいというのもあって。

それにしても同じ場所で同じ覗き見芝居を2週続けて観たわけですが……えぇ〜らいこと違うなぁ。途中で「この場所で先週はあの地獄絵図が……」と思ってしまわないでもなかった。ペットボトルは五反田団とかぶるし。ポツとチェ○フィッチュ*1も刹那的な性愛を切り取ってみせてくれている点で共通していたし、なんでしょこのシンクロ。静かなはやり?

*1:ここは正式名称書くと理論派の方々がえらいこと飛んできてしまうのでキーワードよけします