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「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

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おととい映画みて、それも普段なぜだか選びにくい米映画だっただけに、ここで応募しないでどうする!と開始したばかりでもなく〆切寸前でもないこのタイミングに書いてみます。

んじゃ、話の流れで「マグノリア」かと思いきやそうではなく、以前からずっとすきすきと言っているこの映画*1

トト・ザ・ヒーロー [VHS]

トト・ザ・ヒーロー [VHS]

「ブン♪」の明るいシャンソンの調べにそって描かれる、幼き日々と暖かくて切ない思い出、そして現在。憧れ、羨望、嫉妬、赦し、様々な要素をもっておとずれるラストに、初めて見た時はしばし日比谷公園でぼうっと考え込んだものです。たしかシャンテ・シネでの公開だったんですね。そして咀嚼できないまでも「なんだか分かるような気がする」と漠然と思ったのでした。
色んな映画、舞台、小説に触れてきた今見返してみたら当初の衝撃は薄れてはいるのですが、現在の「ひとひねりしていてほしい」「人間の嫌らしさ、業を描いていて欲しい」という好みの傾向を決定付けた作品として心に残っています。同時期に観た「デリカテッセン」「ポンヌフの恋人」もかなりの回数観た大好きな映画ですが、「デリカテッセン」は監督がその後「アメリ」で一斉を風靡したり、「ポンヌフの恋人」はそれ自体がロングランで色んな人が好きと表明していて、自分が「好きなんです!」っていうと「あ〜(それ系ね)」といわれてしまうことが多くて。そういった意味でもこの映画はちょうどよかったのです(ちょっと失礼?)。
それから10年来の友人との絆となった映画でもあります。映画の話をしていて「トト・ザ・ヒーロー」ってのが好きで……といったとたんにすごい勢いで食いついてきたのが今でも友人の彼女。お互いにこの映画を知っている人ですら会うのが初めてだったので意気投合しまして。未だに文化活動を一緒にする仲です。いや〜あれからもう10年なのか。
映画の中で使われていたシャンソン、パリ旅行の際にたちよったシャンソニエ「ラパンアジル」で聞けないかな〜と期待していたんですが聞けませんでした。シャンソンには明るくないのですがスタンダードではないんでしょうか?

そう、それからDVD BOXですけど、私、本当に所謂「誰でも観てるハズ」な映画を観てないことが多いです。「スター・ウォーズ」「インディ・ジョーンズ」「グレムリン」「アルマゲドン」「ハリー・ポッター」「ロード・オブ・ザ・リング」……*2。友人に言ったら「信じられない!」って。そしてとにかく観ろ観ろと薦められたのは「ロッキー」でした。ロッキーはロッキーでありながらボクシング映画にあらず、だそうです。なのでロッキーみせてください。
あとウエストサイドストーリーな!我が家に初めてビデオが来たとき(歳がばれる)、最初に夢中になって繰り返し観たのがこの映画でした。この細川たかし*3細川たかしのくせにトゥナーイ♪とか甘く歌うんだよ!兄ちゃんのほうがどうみてもかっこいいよ!恋って恐ろしいよ!と学ばせてくれたのがこの映画でした。イエー。…まぁそれはおいといて、ダンスシーンも音楽も何回観てもあきません。「アメリカ」とかさいこう。ミュージカルといえばコレです。私の中では。

*1:あらやだ!DVD出てないの?

*2:バック・トゥ・ザ・フューチャー」「E.T.」「タイタニック」は観たよ!

*3:トニー役の方