sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

くるりワンマンツアー 〜はぐれメタル純情派 @ 神奈川県民ホール

Xmas仕様の氷川丸
くるりのワンマンは初めて。というか去年の矢野さんさとがえるでみたことあるだけなのでほぼ初でした。
ラストにがつんとやられました。
今年のライブはこれで〆。いい〆だったよー。


とにかくアンコールに入っての「赤い電車」と「WORLD'S END SUPERNOVA 」。素晴らしい。
赤い電車」は今日まさに京急沿線の会社にお出かけする途中、急行のりかえやらなんやらでやたらきいていたの、ファソラシドレミファソ〜♪を。聞くたびにくひひ、とにやけていたもので、アンコール1発目にあのキーボードの跳ねる音を聴いたときうれしかった。そんでもって一番生で聞きたかった「WORLD'S END SUPERNOVA」。直前のMCで「これ、僕のマイコンです。これでいつもサイトを見たりエロ画像を見たりしてます。今日はこいつをつかってエロい世界に」と言った後、しばし操作の為の沈黙を経て奏でられたのが、ちょっとバージョンをかえてはあるけど「WORLD'S END SUPERNOVA」なリズム。そこにCliffのドラムがかぶってきてさ。もうまさに「1,2,3でチルアウト」。ここ数日、これにくるために睡眠時間を削って働きまくったため、ちょっとだけぽうっとした頭を心地よくふわふわと揺さぶってくれました。そしてOutroがかーなり長くて。リズムパターンやギターアレンジを変えながら延々と続くセッションのようになりつつも、「お、ここからドギャーンとリズム爆発して盛りあがりそう……っ!」ってところで、またパターンが変わるの。じらしテク。寸止めっす。もうメロメロにかっちょよかった。
そんで「これは岸田の"うた"を聴きに来ている人はつまんないんじゃないの?」って心配し始めた頃に曲を終えて、さらにそこでライブ自体終わっちゃってんのな。「颯爽」。

Cliff Almondのドラムがたまらなかった。矢野さんライブでの印象しかないので、くるりで叩いているときいたときには「こじんまりしてそうだな」なんて思ったんです。ロックなバンドの場合、ドラムってテクニシャンだと「もうちっとほとばしる熱さを!カマン!」と思ってしまうことも多いので。前回観た時は、ほら、あの名前の読めない人*1。彼がドラムだったんです。
それがクリフったら。どうしたことか、これが。矢野さんの時とは明らかに叩き方が違ってて、正確にスコンスコンと気持ちよく抜ける抜ける。1曲だけ16のバカテク系曲があってそれはそれでどう考えても素晴らしいのでした。気持ちのよいうまいドラムを堪能しましたよー。しかしクリフ38歳か……。マンハッタン・トランスファーのイメージが強すぎたのでみかけは若いけどもうちっと上かと思ってた。

(追記)
いろんな人のレポートを観てみたらラストの賛否両論さかげんに笑ってしまいました。普段はもっとぐわぁっと盛り上げてるんですね。Outroが長いのはいつもどおりだそうです。あとは何気によく行ってる人が聴きたがる曲を多めにやってくれてたらしいです。シ、シングルしか知らないような状態の人にはもったいないセットリストだった、の、かな?

セットリスト(某所で入手)
1  ロックンロール
2  スーパースター
3  Ring Ring Ring!
4  ハイウェイ
5  ばらの花
6  The Veranda
7  雨上がり
8  Baby I Love You
9  ARMY
10 Tonight Is The Night
11 ハローグッバイ
12 すけべな女の子
13 トレインロックフェスティバル
14 お祭りわっしょい
15 ワンダーフォーゲル
16 水中モーター
17 Bus To Finsbury
18 Morning Paper
19 (It's Only)R'nR Workshop!

アンコール
1 赤い電車
2 ワールズエンド・スーパーノヴァ

*1:臺太郎氏だ。調べた