sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

Shuffle @ パルコ劇場

ko-moto2005-05-04
後藤ひろひとの新作で主演は伊原剛士&奥菜恵。最前列での幸せな観劇でした。感想は、まあ、楽しかったよ、というトコロ。期待していたよりも、笑いもストーリーもさらさらさらー、と流れていってしまった印象です。でもきっとこれは「ちょっとヒネりが欲しい」という自分の好みの問題だと思います。「自分の記憶にある人の名前/容貌が、実際の人間と一致しなくなってしまう」という一見分かりにくくなりそうな設定をまったく混乱せずに見ることができたのは、脚本や演出がしっかりしているからだろうとは思うのですが、よく出来たものよりも、ちょっといびつでも勢いのあるものが見たいと思ってしまう今日この頃なのです。会場の空調が寒すぎた、というのもあるかも。

伊原さん、TVで見ているとかなり好みなセクシーガイめ(マコトママ)、という印象だったんですが、今回、お調子者のプレイボーイという役にもかかわらず色気が全く感じられなくて驚きました。あのまっ黄色な衣装のせいでしょうか……。
そして山内さんは「悪魔の唄」に続いておいしい役。そしてかっちょよくかわいく上手ー。好きー(なんだこの感想)。
奥菜さんは生では初めて見たんですが小さいですね。オリーブよろしく伊原ポパイの腕にぶらさがってしまいそうでした。奥菜さんがブス役だなんてっ、あなたにブスの気持ちなんてわかりっこないやい!とひねくれつつ見てたんですが、安心してかわいいなーと見ることが出来ました。

G2のものをこれで3回見たのですが、やっぱりこの「よくできてる」感が人気の秘密なんでしょうかね。毎回「おもしろかったな」とは思うんですが、感想が「よくできてるんだろうなあ」という、ぐっと来る感のあまりないものなので……。でも「鐘」はよい評判ばかり聞くので行ってみようかなぁ。


追記です。
この日の最後のサービスネタは澤田さんによる「引越しおばさん」でした。ええとー、あのミヨコさんですね。24時間大音量で音楽を流しつづけて引越しをせまったあの方。澤田さんが「ひっこーし!ひっこーし!」とやる度に奥菜さんが大ウケするそうで。というか実際大ウケしてました。