sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

恋の門

http://koinomon.com/


見てきました。シネマライズにて。

んー、期待しすぎたかも。
「映画」ということでこちらの見方が違っているだけなのかもしれませんが、「小ネタ」と呼ばれるところでしょうか? 見る人がみれば分かる、とか、知ってる人は分かる、的な部分がちょっと多かったような気が。んで、その部分で爆笑する劇場の雰囲気にちょっと辟易としてしまった部分がありました。
原作本は未読なのですが、ストーリーは映画のままなのでしょうかね。松尾さんの作品は、脱線しながらも一本大きな柱(テーマ?)があって、最後にずしん、とくるあたりが好きなのですが、この映画ではストーリーやテーマよりも、映像的な見せ方や場面場面を切り取った面白さを優先させた感があったように思います。うーん、私は舞台での松尾さん作品の方が楽しめるなぁ。

んでもちょっと色んなサイトの感想を見てみたところ、どこも絶賛ですね。あいやー。


以下はネタバレ。面白かったトコを。









松田龍平さんと酒井若菜さんはお二人ともとってもキュートでした。松田龍平……、じゅるる。かっちょいい。エロい。酒井さんと小島さん相手だなんて!すごい役得だにゃぁ。

上のようにうだうだ言ってるけど、面白かったネタも数々。大竹さんの「飛ぶんだもぉ〜ん」と、カンフーなガキに「なんだお前は」と静かに力強くつっこむ松田さんには笑いました。あと松尾さんの「好き勝手な奴はな!好き勝手加減が好き勝手なんだよ!」がらしかったです。あと金紙・銀紙な!
ところどころに「恋する幼虫」っぽい、言ってみればB級だねぇ、てな演出もあって楽しかったす。いつあのグロいことが起きる「あ〜♪」てな音楽がかかってくるかと身構えるオレ。


……あれ、なんだかんだ楽しかったのか? やっぱ期待しすぎたせいかなぁ。

予告では「やじさんきたさん」もちょろっと流れました。どかーんと「宮藤官九郎監督作品」と出た後に「くど監」サイン入りのクドカン写真。すごいなぁ、大スターだ。