sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

「泣けます」と「売れてます」

最近の映画、小説、ドラマなど、
「泣ける」が最大級の売り文句になってるのはなんでなんでしょうかね。
映画のCMで出てきた人が「泣けました〜」とか、本の帯に「100万人が涙した」とか多いですよね。
まぁ私もほろりとするのは嫌いじゃないですが、ここまで猫も杓子も「泣けた」「泣けた」と満足そうに言ってるのってちょっと怖いな、と思っちゃいます。みんなそんなに泣きたいのかよ、みんながそんなに泣きたいってどういうことだよ、って。
「泣くのってストレス発散になる」とかもまぁ、そうだろうなとは思うんですけどね。
映画評や書評とかで、明るいコメディタッチのものに関して、コメディ部分についてほめたあとに「でも泣ける、感動できる作品なんです」とか付け加えられると「なんだかなぁ」と思っちゃいます。
最近は「下妻物語」のCM。映画がよかっただけに「こう見えて感動大作なのです」ってコピーはものすごくもったいないと思っちゃった。

あと、「売れてます」って宣伝文句もなんだかもやもやする。
特に嗜好品(CD、DVD、食品、ファッション)について。
売れてるからって良いわけじゃないジャンルだと思うんです。特にファッションなんて「売れてます!」って言われたら「じゃあやめます」って言っちゃうかも。