sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

恋する幼虫

見たい見たいと言い続け、ようやく本日見てきました。下北沢シネマアートンでのアンコール上映最終日。先着10名にポスター! と書いてあったんですが、今日のお客さんはみんなもらえちゃいました。

映画はよかった……んでしょう。「よかった」という言葉が適切かどうかちょっと迷ってしまうんですが、帰りの電車で読んでた本の内容が全く入ってこないくらい、引きずっているみたい。
ホラーが(実はアクションも)苦手な私は覚悟していきました。監督がスカトロ/エログロ系と聞いていたので特に。観るとぐったり疲れてしまうだろうな、と思って。
果たして、ちょっと正視が難しい画面もあったのですが、なぜかそういうグロ部分に慣れてしまい、かえってそういう部分があるがために引き立つ純粋な部分やコンプレックスの描写、そして恋心の描写にすっかりひきこまれてしまいました。

ややグロい描写があるところで妙にさわやかなBGMがかかるので、「くるぞー」って準備できたのもよかったかも。あと、最初グロかったところが段々コミカルに描かれていたような気も。

監督は、登場人物の「顔」が好きなんだろうな、という印象を持ちました。歩いているところの引きの画面か、人のアップか、という画面構成になっていたように思います。

新井亜紀さんはびっくりするくらい前半と後半のイメージが違った。後半のキュートさといったら。
良々はやっぱり良々だった。やや短めのパンツからのぞく白靴下。

あと、エロくてねー。
食事のシーンと松尾スズキが。ちゅーも肉体関係も直接はないんですけど、なんかエロかった。特に

  • しびれた足のアップ
  • 松尾スズキが新井亜紀さんに口紅を塗るシーン
  • 松尾スズキがご飯をもりもり盛っちゃうところ

しかし松尾スズキは(色気という意味で)たまらんところをついてきます。ダメダメなところがまた。なんかヒモっぽい人に惚れやすいんだわぁ、昔から。