うー！やっとこの日が来ました。今日はこれまでで一番いい席でした。結構前のド真中。
いやはや、期待通り、おもしろかったです。おもしろかった……というか、大人計画の方々の書くものに共通しているように思いますが、見せ方によっては思いっきりシリアスな内容（および各シーン）のなかに、必ずなんかしら笑えるセリフや動きが注入されているもんで「おもしろかった」と言ってしまうんですが、なんつか、「よかった」です。
悲劇協会、っていうくらいですし、もっとずーんと重いものを想像していたので思ったより軽妙なお芝居に驚いたりもして。
“業”なんでしょうか。描きたかったものは。
このお芝居、初演がスカパーで4月に放送されてたんですよねぇ。あーみたい。みたいみたいみたい。でも今の家の事情（マンションだったり、今CATVでネットも接続してたり）でなかなかスカパーに加入が難しい状態なんですよねぇ。「大人の時間」見たいよぉ。
しっかりした戯曲（もうすぐ発売されるのかな？ もう出てる？）があったのでつい購入。これ読んで、芝居中につい皆さんの動きを見てしまって見逃したストーリーの部分を見なおしてみましょう。
前に読んだ枡野さんのエッセイで絶賛されていたような覚えのあるこのお芝居。もう一回そちらのエッセイもチェックしたいところ。
んで、こっからネタバレ含みます。
……↑なこと言っときながら、帰りの電車でつい見てしまったのは、戯曲の中にちゃんとイラストで示されてた「しずくくん紙芝居」でございました。やーね。おもしろかったのでしょうがない。
パンフレットについてたシールも非常に楽しく。どこに貼るかの。
モノローグになるたびに出演者の皆さんがストップモーションになるんですが、その時の皆さんを見てるのが非常に楽しかったです。
んで、役者さんについて。
小日向さん。
なんかもごもごしてるし、ちと棒読み風？ って思っていましたが、後々口下手役であることが分かって納得。パンフにも書いてありましたね。相変わらず、内に何かを秘めている雰囲気をかもし出しているのがすごいなぁ、と思いました。
秋山さん。
ステキな方ですねぇ。かっちょいい。スタイル、視線、話し方がどんなシーンでも凛としていました。
田口トモロヲさん。
プロジェクトXだろうとNHKだろうと、私の中のアナタはシモのイメージですよ。THE ばちかぶり！ なんちてな。そのイメージで見るとなんて穏やかなんでしょな、と。いや、役や演じ方は充分ダメダメでやや激しくはあったんですが。
田村たがめさん。
なんかかわいかったです。すごいなぁ、少年役。すごく素直に入っていくことのできる雰囲気。
片桐さん。
田村さんの語りでストップする時に結構すごい格好で止まっていて（前かがみでストローくわえたまんまとか）、つい片桐さんを見てしまいました。 あとヤッチマイナ。
小池さん。
ふふふ。きれいかわいい、そして上手。小池さんの好感度は私の中ではすごく高いんですけど、お芝居ってどうなの？ ってちょっと思ってしまっていたんですが。よかったです。 しょっぱなの薬丸から、飛び道具（？）のおっぱいのせまで。楽しかったぁ。
猫背さん。
面白すぎ。登場してからずっと笑ってました。歌3連発なんて、もう。キレイになってってます。
中村さん。
最初から最後までドスの聞いた声で、なんか抜けたキュートな役。熊沢パンキースの田辺誠一さんと似た立ち位置の役柄のように感じました。そしてかっちょよかった。もうビーバップなんて言わないよ！
村杉さん。
最初、村杉さんだと思わなくてびっくり。
良々。
良々は呼び捨て（愛）。
もう、アナタはホントに。目をひいちゃってひいちゃって。小池さんとたがめさんのシーンで後ろで隠れている時の顔パフォーマンスが楽しすぎでした。紙芝居はいわずもがな。 汗ですぐ顔がてかてかしてるのも。途中で落ちてしまった紙状の小道具を普通に拾って「何コレ？ あ、落ちちゃったのかぁ」ってカンジでぽい、ってしてしまってたのが素なのか役柄なのかわかんないあたりがまた。もうたまらんす。さすが好きな男No.1。
松尾さん。
うふふ。その髪は、まちゃぴこですか？ ちょっとリリーさんにも見えてみたり。ひまわりをかぶったり、シャツをインにしてるお姿がねぇ。立方体。
あー、なんか全然まとめてない。もうちょっと簡潔に書きたいものです。
あと、結構前の席でうれしいなぁ、なんて思ってたんですが、自称「関係者」の方が始まるまでずっと感じ悪いトークを繰り広げてました。「今回は後ろのほうで」「わぁ、関係者勢ぞろいですね」「さすがに6枚とか大量になるとどんどん後ろになっちゃってぇ」とか。そういう話は劇場の外でして下さい。
あ、そういや、行定勲さんを見ました。舞台終わってからふらーと舞台のまん前まで出てきて舞台を詳しく見まわしていました。愛は叫ばなかったです。
